この骨の髄まで京都人・田中支店長が、いかなる方法で東京人を理解し、東京に順応出来たかの余談を一つ。

 

(前回記事)

ほっこり京都人(2)京都人を東京で実践した結果
2020-03-24 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12584485159.html


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ある日の夕方に、支店長がやって来ました。

事務所三階にいたのは、私と、他部署の蓮池君(仮称)。


「一杯飲みに行こう」と言うので、三人で地下鉄江戸川橋駅の上の居酒屋に行きました。

田中支店長は「もう一軒行こう!」といたく御機嫌。

銀座に連れていくのは高くつくし、蓮池君と相談。


安くあげるには支店長の自宅近く、高田馬場のピンクサロン行きで合意。それに、支店長は、ピンクサロンさえも行った事が無いと言うのです。

 

駅近くの昔ながらの通りのピンサロに入る。

 


まあまあ、その感激振り!! 

ある家畜が木に登ったような!!
  
翌週の夕方、また三階に来ました。

前回は、蓮池君の部署で接待稟議書を書きましたが、今度は私の部署で書きました。

 

居酒屋→ピンクサロン→奥様へご主人を抱えてお届けが毎週。

或る日、その店のクリスマスパーテー券を持っており、「行こう!行こう!」というのです。


どうやら、一人で行き出したようです。

仕事では四面楚歌。

東京で暖かく迎えてくれる所はピンサロのみ。

「支店長さん、たいがいにしなはれ」と言ったのですが。
そのうち私は広島に転勤となり、東京を離れました。

後日談では、田中支店長、当初は高田馬場、以後新宿と、半年間夜の通勤をされたとか。

 

 

支店長ですから、交際費の枠をかなり持っていますからね。

流石、流石、半年強でピンサロ代400万円とか。

 

ピンサロと言えども、そこは東京。

場所は、新宿。

まさに竜宮城。


京都生まれ・京都育ちの支店長にとって、東京ピンク勤務の女性との会話は、未知との遭遇でした。

 

 

オープンにストレートなエロ会話。

誰にも憚(はばか)ること無き過度な肌の触れ合い。
生れながらの婉曲な性格は一変。

その後四年間、恙無く東京支店長をお勤めになりました。

 

2008/01/19 著

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(ピンサロイラスト画像)

https://www.binbinweb.jp/rookie/wp-content/uploads/2017/05/09.png

(歌舞伎町)

https://www.pin36.com/matome/areainfo/shijyukupinsaro.html

(龍宮の景 宇多津町、四国水族館)

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/print.aspx?id=20200304000173