【ゴミ屋敷片付け、特殊清掃の専門会社まごのて】みなみ会長の雑感 -16ページ目

【ゴミ屋敷片付け、特殊清掃の専門会社まごのて】みなみ会長の雑感

ゴミ部屋やゴミ屋敷片付けや孤独死のあった部屋の消臭や清掃(特殊清掃)の専門業者。
東京都江戸川区北葛西3-5-6 Tel:03-4405-5420
他社とは違う圧倒的なクオリティの高さが自慢です。

実は前記事(前々記事も一緒)よりこっちを先に書こうか迷ってました、本来であれば今日の記事をサラっと書いて終わりというのが本来の流れですが読み物としての流れを作るため後になりました。

 

この連休前後に3件計画が的外れだったために適切な業者選定をしなかった例です。

 

3つ中2つは水回りと床などのクリーニングをお願いしたいというもので自分でできると思ってたとかこんなに汚れてると思わなかったというものでした、何ができて何ができないかを分析しなかったからこうなるんですが事前にそこを盛り込んだ計画をしていれば時間とお金の無駄を防げたんです。

 

仕上のクリーニングだけで伺った場合と全部をセットでやる場合とでは下手すりゃ倍違うww

 

 

そして今日の記事の中心人物Aさん(推定40代前半、商社勤務のエリート)は失敗の典型例で初めっから「相見積もりですからそのつもりで挑むように」なんて宣うww作業方法と料金を提示して見積書を渡した時も「この後2社来ます後悔はありませんね」と本当にこんな言い方で言うんです。

 

こんなパターンはまず来ないと思ってると次に日からAさんより頻繁に電話が鳴る、そして再度いろんな質問を例のあの口調でしてくるのです。

 

さらに2~3日して電話が鳴り「トータルで考えてお宅が一番優れてるようなんでお願いします」おお!って思ってるとさらに追い打ちを掛ける言葉が飛んできました「ただ値段を〇〇と合わせてもらうことが条件です」「で、いくらなんですか?」到底マネできる値段じゃなかったのでそれじゃウチは無理ですとお断りすると更に詰め寄ってきます「〇〇がこれで出来ると言ってるのになんでできないんだ?やることなんて一緒だろ」出来ないもんはできませんと叩き切ったのです。

 

 

で、終わったと思ったらまた電話が鳴った、それはAさんが希望日となっていた日です。

「あのさあさっき作業始まったんだけど部屋から出とけって言われたんだよね、お宅は確か一緒にやるって言ってたよね?これってどうなの?全部捨てられたりしないよね?」というものでした この時点でアタシャ関係ないんでけっこう冷たく接した

 

だから説明したじゃんwwAさんのお宅は明らかなゴミもあるけど必要そうな物も混じってるから選別しながらやりましょうねって、別に不安を煽るつもりはなかったけど「さあどうでしょうねー指示なしでAさんのことを考えてやれる能力あるんなら残ってるでしょうし、まあ経験則だとほとんど無いかゴミも一緒に全部残ってるかどっちかでしょうねー」

 

「私どうしたらいいんでしょうか?」「Aさんが自信もって選んだんだからどんな結果になっても納得するしかないですね」だってAさん「後悔はありませんね?」が口癖だったじゃんww

 

作業方法や完成形を希望に沿って行える業者を選定する、という一番前段階をすっ飛ばした結果です。

Aさんの選定基準はとにかく価格のみであったと思います、だから他に競合があることを匂わせ価格競争に突入させようとしたのです、これは想像の域ですがもし〇〇と合わせたらこんな展開だったと予想します↓

 

「ありがとうございます!じゃ〇〇に合わせます」数分後「〇〇に言ったらそっちより更に2万引くって言うんだよねーどうする?」「ははーっじゃそこからウチも2万・・・」以下ループ。

 

実際こんなクソみたいなやり方で10万単位の値下げに成功したって書いてる記事みたことがあります。

 

で、このAさん結果的にどうなったか?電話を切ったあと部屋に飛んで帰り作業を中断させすでに運び出されたものを部屋に戻させキャンセルを申し入れたのです、満額のキャンセル料を払い一から仕切り直しとなりました。

 

すみませんお願いしますと泣きを入れてきたのですが一度袖にされた男を追いかけるほど安かあない!と蹴っても良かったのですがそれとビジネスは別と割り切りました、そしてなんとなくいろいろ話すうちに親近感も感じてたしwwでも今までの経緯からここは警戒レベルを2つほど上げてガチガチに固めて条件提示をしました。

施工金額は当初の見積もり通り一切値引きなし、先に決定額を振込む(本来はやらないけど支払の段でケチられるのを防止)もう一度綿密な希望を出してもらう。など。

 

このAさん宅いよいよ今週末施工です。

 

同居母の死を2日後に発見した女性「私が悪いのでしょうか 先週こんな記事が上がってました、一緒に住んでるけど孤独死状態で発見というものです、同居型の孤独死とでもいいましょうか。

 

まあ家族間のことはその当人にしかわからないことが多いから一概には言えませんが少なくとも同居で孤独死ってちょっと考えられません、この記事は死後2日ですが私たちが関わった案件では最長2週間というものがありました、しかも2世帯仕様ではなく完全にひとつ屋根の下で!

 

東京都の観察医発表ではこの同居型異常死は2000件と発表されてました、この中のどれぐらいが発見まで時間が掛かったのかはわかりませんが今後増える予感がします。

 

さすがに同居型孤独死に遭遇したのは過去2件ですがそうなってもおかしくないなと思う所はいくつかありました、たとえばその家の高齢者が居ると思われる部屋だけ異常に荒れてるパターン、他も散らかってるけどそこだけ更にひどそうなのにその部屋は何もしなくていいってパターン。

 

 

中は見てないけど部屋の入口の廊下部分に餌のように食事が置いてあったりその部屋の前だけが異臭があるとか、遺品整理でお伺いしてここがお婆ちゃんの部屋だったんですってところもホコリはすごいし換気をしてないからジメジメしてて絶対にちゃんと世話してなかっただろ!なんてことも。

 

ひとりで暮らしてちょっと不自由な生活と虐待なみの同居生活いったいどっちがいいんだろうねえ、ワタクシも来月54歳になっちゃうけどあと10年近くは仕事できるとして問題はその後だ、 主人とは常々子どもたちは頼らないで海に近くて朝からワイン飲んで毎日ゴルフに行けるサ高住にでも入ろうって言ってますけどそうなるか?

一昨日だったかこんなニュースがありました『鍵穴ふさいで家賃滞納の住民「追い出し」、家財道具処分…大家に慰謝料支払い命令』

今どきこんな大家いたのかと軽く衝撃でした、まだ開業間もない頃に不動産管理会社と名乗る会社から「残置物撤去」の依頼を請け何件かやったことがありますが実は残置物撤去ではなくまさにコレでした。

 

それがわかったのは預かった鍵でドアを開けて中に入ったら住人が寝ていて突然の乱入者にビックリした住人と残置と聞いていた私たちの双方がおののいたということがありました。

 

 

このニュースだけ見るとなんて悪い大家だと思わなくもないのですが昨今の賃貸オーナーの貧乏っぷりを見るとちょっと同情しなくもない、現行の借地借家法は圧倒的に住人有利でこれはその昔地主が小作人に土地や家を貸してた時代の遺物で大家はお金持ちなんだから家賃が払えないからって貧乏な借家人をさっさと追い出すのはダメ という考えのものです 。

 

家賃滞納なんて賃貸経営してると付きものなんでしょうけどどれぐらいの割合で起こるんでしょうか?私たちが関わる人であ、家賃滞納してるんだなと思う数は感覚的にはそう多くない。

 

 

過去記事にもあるように借金とゴミ屋敷の関係とか貧乏な人の家はモノが多いなどお金と部屋というか暮らしは直結するものだからもしかしたらそれなりに居るのかも知れない、お問合せ段階で部屋に居なくていいですか?と聞く方はもしかしたらその可能性が高いのかも?

 

過去に作業してたら大家が飛び込んできていきなり家賃取立てが始まったことがありました、2ヵ月分ぐらいだと思うけどエキサイトする大家とクールに対応する住人を見て借りてるほうが強いんだなと思ったもんです、でも不思議なのはその方ウチの施工費は終了後満額現金だったこと、おそらく家賃4ヵ月分ぐらいになるはず。

 

こんなのもありました、作業中玄関のインターフォンが鳴ったと思ったら住人が奥の部屋に隠れ居ないと言ってくださいって、まあ管理会社の取立だったんですがこの依頼人分割払い希望だったんでこれが元で虚偽申告が発覚しその場で親元に電話させ理由を話し送金してもらったということもありましたww

 

 

今ではこんなブログ書いてるワタクシですが過去には約半年溜めた時期もありましたww住むとこなくすわけにはいかないからその度に謝り倒してギリギリ払える金額だけ入れてました、管理会社からは更新できなよって言われてたけどちゃんと継続更新してくれたし今でも仕事上でちゃんとお付き合いしてくれてます、その大家さんはいわゆる地主系金満大家さんだからかもしれないけどちゃんと報告して相談すれば無下に叩き出したりしないと思いますよ。