比翼連理 ~執事の愛が重い件~ -3ページ目

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

うちの執事長の立花は

主人の身が危ういとなれば
己が命を顧みず

・走る車の前に飛び出す
・自家用車がトレーラーと接触した際
主人を庇って重症を負う(俺無傷)
・高所からの飛び降り、飛び移り
・超常的野生の勘で
2万坪もの広大な山の中から
ピンポイントで主人を救出

という

この世のモノとは思えない
頭のおかしい超人ぶりを発揮する
完全に気の狂った変態である


宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん


白侶との
馴れ初めは江戸時代の初め

かれこれ400年以上昔のことだ


当時、私の生まれた屋敷に
小姓として仕えるよう
父が何処かから
連れてきたのが白侶だった


当時の名前は
『白露』

父が二十四季節から取って名付けた


私が生まれたのは
「白露」が11歳の時だ

父がいつ私と「白露」を
許嫁にしたのかは分からない
当時の私は
実の兄に手籠めにされて
兄を殺した挙げ句に
屋敷を飛び出しているため

白侶から聞くまで
許嫁だったということすら
知らなかった

スライムスライムスライムスライムスライム


ただ

「白露」の方は当時のことに関して
相当な未練があったようで

江戸の初期から
現在に至るまで

永い永い間

私の魂を探し求めていたようだ



そうして現在


時を超えて再び
うちの屋敷に仕えるという形で
私の付き人兼指南役をしている
恐るべき粘着質


宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん


今世の私の母上といえば
ネグレクトで
私が22歳になるまで
口も聞いたことが無いような女だ

白侶は母から私を引き受け
男手1つで私を育ててくれた


感謝している

今わたしがここに生きていられるのも
全ては白侶がいたからだと
胸を張って断言できる


スライムスライムスライムスライムスライム

白侶自身はきっと
本当はかなり
複雑な思いだったんだろうけど..

スライムスライムスライムスライムスライム



私は1つ
ブログ上で嘘をついている


「白侶とは何もない」

というのが
真っ赤な嘘だ



本当は17歳の時、
実家の私の離れで、
昼間、
そういう事になりかけた


前後の話は忘れたが
床の上で組み敷かれて
自分がかつて許嫁だったと告げられた

私の首から鎖骨を
何かを確かめるように撫でた
冷たくて滑らかな指の感触を
今でもハッキリ覚えてる

白侶は28、私は17の
鮮烈な記憶だった


その時は「なんの冗談だ」と
笑い話にして納めた

そう言うしかなかったし

白侶もそれで引いてくれたから
私もそれ以上
その事については触れなかった



心の整理






ブログから離れた

2つ目の原因


それは




 白侶とのこと





スライムスライムスライムスライムスライム

どうにもこうにも..

説明できない


いや説明はできるが
話しにくい..

人に相談できる内容でもない為
数ヶ月思い悩み
ストレス性胃炎にまでなったあげくに
 ブログを辞めた


だがまぁ、、

それも
今は随分と落ち着いて

やや複雑な感情を残しつつも
自分の心の整理として
 書き起こしてみようと思う

スライムスライムスライムスライムスライム




祖母は


私の「若さ」が妬ましかったのか?

男が私に下心を抱くのが

「女」として気に入らなかったのか?



どちらだったのだろう??



今となってはもう、分からない



分からないけど..


「あの人」からされた仕打ちは

今でも全部覚えてる


忘れられないし、消せない

汚くて、気持ち悪くて

嫌な記憶ばかりだ


どんなに綺麗な思い出で上塗りしても

夜の帳にいつも思い出す



やり直したいこと

クローバークローバークローバー


やり直せるなら、やり直したいか


クローバークローバークローバー



いつか

そんな事を誰かに聞かれた



私は案外、即答だった




「やり直す気はない」



ツラいも苦しいも

汚いも綺麗も

経験したことは全て、全部

俺のモノだ!


そう言い切った



 どんなに嫌な記憶でも

それがあったから生き抜いてこれた


自分にとってこれ以上

“下”がないから

あとは昇るだけと腹をくくれたんだ



地獄だった!

気持ち悪かった!

自分の汚さと

周りの同世代とを比べて絶望した



けれど

その経験があったからこそ


カタバミの花を見て

「きれいだ」と笑うことが出来た

空を翔ぶ蜻蛉に

「すごい」と感動できた



小さなことに

幸せを見出せるようになったのは

きっと

これまでの経験があったからだ



これは、私の長所ルンルン



オカメインコセキセイインコ黃セキセイインコ青オカメインコセキセイインコ黃セキセイインコ青



今は


祖母が死んで

『祖母の生き霊』からも

『男難の相』からも解放された



祖母は「老い」を恐れていたが

私は、それほど悪くないと思っている


自分のことを周囲の人間に話す時

私は「自分は幸せな人間だ」

と言っている


それで


【苦労知らずの楽天家】


なんて言われた日には

最高にハッピーだ(笑


私が過去に負けていない証拠だから



キラキラオッドアイ猫三毛猫黒猫オッドアイ猫三毛猫黒猫キラキラ




祖母から解放されて

三十数年間の性的な“柵”からも解放された


今は自由すぎて

逆に何をしたら良いのか、

唐突に訪れた「自由」を

持て余している(笑