甘え上手は気まぐれ性.. | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

『重い?』と声を掛けると───


短い返事が返ってきた。



無遠慮に寄り掛かった背は、思ったより広かった。

ガタイのいい、187cm。
仕事柄鍛えられた実用性のある筋肉が、服の上からでも分かる。



・・・すりっ、


軽く、小突くように頭を擦り付ける。

子供の頃から、これが私の「甘えたい」のサイン。

育ての親である彼には、いちいち恥ずかしいこと口に出す必要は無い。
これで十分。


コレをやると、白侶は必ず頭を撫でてくれる

次いで、何故か喉を擽ってくる手───



アイツは…


何故か私を「猫」と勘違いしてるくさいw


気まぐれ






撫でろと言うくせに…

撫でて欲しい時 “だけ” ね!
それ以外は触んないでよ、

そういう所が「猫」の様..


「甘え上手は、気まぐれ性」