短い返事が返ってきた。
無遠慮に寄り掛かった背は、思ったより広かった。
ガタイのいい、187cm。
仕事柄鍛えられた実用性のある筋肉が、服の上からでも分かる。
・・・すりっ、
軽く、小突くように頭を擦り付ける。
子供の頃から、これが私の「甘えたい」のサイン。
育ての親である彼には、いちいち恥ずかしいこと口に出す必要は無い。
これで十分。
コレをやると、白侶は必ず頭を撫でてくれる。
次いで、何故か喉を擽ってくる手───
アイツは…
何故か私を「猫」と勘違いしてるくさいw
↑
気まぐれ
撫でろと言うくせに…
撫でて欲しい時 “だけ” ね!
それ以外は触んないでよ、
…そういう所が、「猫」の様だ..
「甘え上手は、気まぐれ性」