何かと正当な理由をつけて「お送りします」という白侶の申し出を断って、私はひとり、電車に乗り込んだ。
約1年半ぶりの実家(本家)への帰省
妻は仕事の都合があるから後から来る。
と、いうことで・・・
今日は滅多にない
一人旅気分!
さぁて、のんびり!
羽を伸ばすか~~!!
そう思っていたのが、20分前。
坊っちゃん、お茶は如何ですか..
ああ、そこ置いといて・・・・・
みな~、ぷっちょ食べる~?
要らない、黙って口閉じてろ・・・
何故、
お前達が乗っている・・・↓↓
「孝姫様より、道中の護衛を任されました..」
・・・それは、まだ良いや。
仕事だからしょうがない。
問題は────
暇だから着いて来ちゃった☆
∑(ノ≧∀≦*)
「テヘ☆」じゃねー
可愛くねー
男のはいらないでs・・
あ!見てみて~ぷっちょのグミでかー(笑)
聞けよ兄テメェッ!∑q°Д°│p‼
「何故あなたが此処に?」
白侶は・・・まぁ、いいや
「かったいコトいわな~い」
確か兄は・・・・
前回も勝手に飛び入り参加してきた←
あなたは確か、前回の御帰省の際も・・・・・
案の定、覚えてらっしゃる白侶さん。^_^;
うちの坊っちゃんを
指定の場所より誘拐なさって下さいましたね?
うん、とんでもねー覚えられ方してたわ・・・
そして、一部トゲがある。
(↑指名した場所から動かれると怒るw)
「“ちゅー”もしたもんネ~?(笑)」
アナタが私に一服盛ったってだけでしょう!
↑↑↑
※前回、睡眠導入剤を飲まされて拉致られた人
ってか、お前いま・・・
だいぶ強固な死亡フラグ建築したけど
大丈夫か(((゜д゜;)))?!
「・・・左様ですか」
ほらきた!
白侶の前で『大事な坊っちゃん』に手ぇ出しましたよ宣言なんてするから・・・!!!
死んだな、兄上・・・
「今は、見逃しましょう..」
お?
ですが・・・・・・
ん?
後で
覚 え て な さ い
副音声で『コロ助』と聞こえたのは、私の聞き間違いではないはず( ̄_ ̄ i)
あぁ、一回でいい・・・
静かで平和な帰省がしたひなあ
by.水都