土曜にちょっと母メアリの家に行ったら、前にもいた僕が子どもの頃、好きでたまらなかったぬいぐるみが。トラの子どものぬいぐるみだったけど、身体が破れたからお母さんが服を縫ってくれて、さらに鼻も取れたから赤い毛糸で作り直してくれて、なんかスターウオーズのコミカルキャラみたいな雰囲気に。
母メアリの家を探索していると懐かしいものがいっぱい出てきて、地下鉄の中央線と近鉄東大阪線が繋がった記念の定規とか。
今日は月曜日、月曜日って朝に起きると「うーん、今日の予定で休めるものはないか」と思うもんですが、今日は午前からとある市の男女共同参画事業の審議会でした。
年齢や経歴に照らすと、弁護士会推薦依頼だと僕が審議委員に選ばれることはまずないのですが、この市は僕を特に指名してくださって、ほんとに恐縮しながら僕は審議委員を引き受けさせていただきました。
そして今日は今年度の最後の会議で、今後5年間の市の男女共同参画計画策定のための答申を完成させ、市長に提出しました。
多様な経歴や年齢のほかの審議委員の先生と、会議でお会いしてご意見をちょうだいするのはとても勉強になりました。いろんなところでいろんな人が、世の中でたくさんの人が自分らしくできるよう小さな取り組みを重ねているんだと何度も胸が熱くなり。
そして、何よりも市役所の担当職員さんたちが、自分たちの市を良くしようとの思いで、この審議委員ひとりひとりに声をかけて、今年度の審議会ができたのだと思うと、市の職員さんのお仕事の意義を深く感じました。
この答申は、良い内容だと思います。そんなに派手なことは書いていないけど、地域の特徴や暮らしている人の年齢構成や家族構成も気にしながら、これからその市が、どんな人にでも暮らしやすい町になるための目標を審議会で考えました。
昨日の夜、後輩というべき年齢の2人となんかいっぱいお話をして、あー、僕はもうとっくの昔にいつのまにか大人になってしまっていたんだと、ちょっと寂しい気持ちにもなりました。
出会いや別れに一喜一憂したところで、日常はあんまり何も変わらず、そして「世の中おかしい!」と、自分の将来を見て文句を言っていたつもりなのに、自分も世の中に身を置く存在になっていました。
10代や20代だけが良かったということはないけど、もう39才で、手を伸ばしても届かないことと、振り返っても声が聞こえないことだらけで、ちょっとさびしいな。