5月25日から、26日の2日間、イタリアの歴史的住居という団体による、イベントがありました。
Dimore Storiche Italiane
そのイベントに参加した市町村では、普段公開されていない、歴史的な住居や、建造物が、特別に公開されました。
私たちは、うちから、30キロぐらい離れた、ノーチNociという町でもイベントがあるということで、行ってみました。
まず、行ったのは、町の中心からちょっと離れた貴族の館、Villa Lenti。
クラシックカーが並び、バイオリン演奏がされています。
ただ、これから、ガイドツアーになるんですが、バイオリン演奏の音が大きくて、ガイドさんの声が聞こえないという不満の声が。
このお屋敷は私有のものですが、実際には、住んでいる人がいないので、中は、住んでいた当時の家具などが残って、きれいですが、外は、少し放置されてる感があって、クモの巣がいっぱいあったりして、少し残念。
まず、庭園の方へ。
この木は、住まれていた当時のもので、とても大きい。かかっている梯子が、古くて、雰囲気が出ていました。
それから、建物の2階のテラスへ。
オーナー家族の住まいが2階で、使用人の住まいが3階だったので、窓の装飾にも差が出ています。
室内の撮影が禁止ということだったので、残念ですが、室内は、とてもよかったです。
どの部屋にも、豪華なムラーノのシャンデリアがあり、天井や壁には、壁絵が描かれており、アンティックな家具や、小物、食堂には、たくさんの高価な食器がありました。台所も、昔の、薪を使っていた当時のかまどがありました。
見学の後は、ワインの試飲ができ、おつまみにタラッリをいただきました。
次に行ったのは、町から10キロぐらい離れた場所にある、農場。
マッセリア ドンジュリオ。
ここは、現在の所有者が、中は、修復したようですが、外側は、結構、放っておかれた感が、残念。
普段は、住んでいないけれど、使っている時もあるようです。
オーナー家族が、いらっしゃいました。
中を見せてもらいましたが、家具とかは、普通の家という感じで、特に面白いものはなかったです。
テラスからの眺め。
ここでも、見学後、ワインの試飲と、タラッリをいただけますが、ここでは、オーナーからのサービスで、モッツァレッラもいただきました。
プーリア州の、マッセリアと呼ばれる農場では、昔、労働者が町から離れたこの場所に住んでいたので、町の教会に行けないため、司祭さんが来て、ミサができるように、小さな教会があります。
現在でも、この教会は正式なものとして、認められているそうです。
次に行ったのは、ここから、5キロぐらい離れた農場、マッセリア ムルジャアアルバネーゼ。
ここは、お昼も食べられるということでか、かなりにぎわっていました。
トゥルッリもあります。
3人組のバンドが、プーリアっぽい歌を歌っていました。
こちらのマッセリアにも、小さな教会があります。
祭壇の絵が、素敵でした。
昔の、はちみつを集めるための場所が残っています。
はちみつを、どう集めるのか、説明をしてもらいました。
中の説明は、現在のオーナーがしてくれました。
床など、古いままで、興味深かったです。それから、いろいろと、古いものがあって、骨董屋に来た感がありました。
現在は、B&Bとして使われています。
テラスは、広くて、気持ちいいところでした。
昼食をここで取るかどうか、迷いましたが、いったん、うちに帰って、午後出直すことに。
農場の周りは、こんな感じで、今の時期は、牧草が刈られて丸められています。
午後は、4時からということで、行ったのは、ノーチの旧市街。
時計台。
今まで、公開したことがなくて、今回、初めての、一般公開だそうです。
急な階段を上っていくと、
ちょうど、目の前に、プレビシート広場と、マードレ教会が見えます。
プレビシート広場は、昔は、家が立ち並んでいて広場ではなかったそうですが、広場を作るために、家を壊したそうです。
さらに、上に上がると、
時計のところに来ました。
反対側には、窓があって、
こんな景色です。
さらに上には、上がれませんでした。
このまわりには、たくさんの小さな教会があって、開けていたので、回りました。
サンタ・キアーラ教会は、現在、一部、市役所になっていて、その中の展示室も見学できました。
サンタ・キアーラ教会。
サント・ステファノ・エ・サント・エリジョ教会。
マードレ教会は、修復中なのか、閉鎖中。
カルミネ教会の中。
古いオルガンがあります。
ほぼ1日、ノーチの町とその周辺を、いろいろ説明をしてもらいながら、そして、ワインを飲みながら、楽しみました。
プーリア州で、B&Bをしています。レオの家
もうひとつのブログ、南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログもよろしく。