12月15日深夜6.7等星の掩蔽(2) | 池袋駅南口の天文計算

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撮影した動画から“潜入の瞬間”と思われるところの前後の画像を抜き出し同じ方法で画像処理したものです。

No.969までのフレームに星像がありNo.970以後のフレームにないのは間違いなさそうです。

とするとNo.969のフレームを撮影しているあいだに潜入したようにも思えますがそう考えるのは早計のような気がします。

No.969には星像がしっかり写っています。とするとNo.970のフレームの撮影中に潜入したのかもしれません。もしNo.970の撮影が始まってすぐに潜入したのであればNo.970には星像は残らないでしょう。

常識的にはNo.969の撮影終了直前あるいはNo.970の撮影開始直後に消えたように考えていいと思いますが可能性としてはNo.969の撮影開始からNo.970の撮影終了までのいずれかで潜入したと考えるのが“科学的”かもしれません。

それから星像は y=910 のところにあります。また画像の高さは1080ピクセルです。

とすると潜入の時刻はおそらく

  T0 + 0.027 * 910 / 1080 + 1/29.97 * 970 ± 0.01 [秒]

くらいでしょう。最大限範囲を広く考えて

  T0 + 0.027 * 910 / 1080 + 1/29.97 * 970 ± 0.034 [秒]

ということになります。

あとは T0 がいつなのかを知るだけですがこれがなかなかタイヘンです (^^;;















撮影

  PENTAX Q + Nikon 180mm F2.8 (開放で使用) ISO800 1/30sec 29.97fps

画像処理(全画像共通)

  GIMP2.8.2

  GREYCstoration strength=60他 (ノイズ除去)
  Advance Contrast Enhancement (コントラスト強調)
  320x240にトリミング
  580;435に拡大

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