今夜のシリウスと水星食の関係 | 池袋駅南口の天文計算

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小望遠鏡とデジタルカメラを使った天体観測とExcelでできる天文計算のブログでした (^^;;
新規の記事は書きませんがよろしくおねがいします m(._.)m

ほよほよさんの記事

  「ほよほよさん - 2013年12月2日の水星食

に動画が追加されています。星食ファン(マニア?)は必見です (^^)

(2013-12-02 21:19:44)
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けっきょく何も写っていませんでした。ほぼ毎朝黒点の写真を撮っているので今日も撮ったのですが、明らかにいつもより空が霞んでいました。今回はお天気のせいにしようと思います。

と言ってもカメラにおさめている方もちゃんといらっしゃるわけで二つ紹介させていただきます。

  「クリちゃんさん - 20131202明け方の水星食

  「ほよほよさん - 2013年12月2日の水星食

(2013-12-02 12:28:58)
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ダメと思いながらも撮りに行ったのですがやっぱりダメでした。
適当にレンズを向けていつもお月様を撮るときの露出で撮ったら白飛びしてました (^^;;
とは言っても撮った写真はこれからひと通りチェックしてみます。
(2013-12-02 07:44:24)

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「明日明け方の水星食予測(出現編)」を作りました。

  「掩蔽_20131202_水星DR.xls

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ところで私の場合天体を見たり撮ったりするときいちばん問題になるのは目的の天体をどうやって導入するかです。その点星食・掩蔽は月の方向にカメラ・望遠鏡を向けるだけなのでラクチンです。

ただ明日明け方の水星食はそんなのんきなことじゃダメそうです。月齢1くらいの月ですからヘタするとお月様が見つからないなんてことになるかもしれません。

そこで今夜のうちに念のために月の見える方向や高度を確かめておこうという企画です。そもそも水星食が見える位置にあるのかの確認でもあります。

今回の水星食の場合赤緯がシリウスに近いの今夜のシリウスの見え方でチェックします。

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Excelのシートに観測地の経度・緯度を入力すると水星食の起きる時刻がわかるのはいつもと同じです。今回は「方位・高度の目安」というシートを用意してあります。残差が0になるようにソルバーを実行すると水星食の起きる方位あるいは高度と今夜のシリウスの方位あるいは高度が一致する時刻がわかるようになっています(ソルバーが使えないときは時刻[deg.]を残差が0になるように調整します)
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これは東京(東経139.8度、北緯35.7度)の場合ですが、例えば明朝水星の潜入が起きるときの高度は今夜シリウスの20時41分での高度です。また潜入が起きるときの方位は今夜シリウスの20時51分のときの方位です。

今夜シリウスの高度や方位を確かめて建物や山の目印を決めておけば明日「お月様が見えない!」と焦らずに済むと思います。

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これは東京での出現時刻の予測です。
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潜入のときと同じで大きさがある分じょじょに姿を現してくることになります。高度はけっこうありますが、今度は空の明るさに悩まされることになりそうです。

(2013-12-01 16:32:40)
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  「明日明け方の水星食予測(潜入編)編集 (この記事)