こんばんは。
悲しみが深すぎる時、どんな言葉も薄っぺらく、
心の底から、小さな命の冥福と、友人家族の幸せを祈る気持ち・・・
言葉ではなく、花に託すことにしました。
思えば、私の活動は、この友人の引越しの際に送ったお花が全てのスタートでした。
私はお花のもつパワー、メッセージ、そして生まれる空間に価値を置いており、
それを信じています。
女性の妊娠と出産は、「母子共に健康です」というハッピーエンドな言葉で大概は片づけられます。
でも、このハッピー報告が出来る女性は世の中に何%いるのでしょうか。
まずは、子供が欲しくても、相手がいなければ出来ませんよね。
また、幸せな結婚をしても子供が欲しくても授からないケースは本当に多いものです。
そして、妊娠をしても母子ともに健康で出産に至らないケースも本当に多いのです。
表立つ幸せな出産が多い中、深い悲しみや病気に苦しむ人たちが多い事。。。
裏舞台では心身共に、傷つきながらも、普通の生活を幸せそうに送る女性が多い事。。。
私自身、5年前に身をもって知りました。
妊婦の死亡率NO1の稀な病気に出産直後に突然襲われ、三途の川を渡り、一命を取り留めたものの
子供にも問題があると言われ、当時の医療体制に疑問を抱き、「被害者の会」に入ろうと決意した事。。。
やり場のない悲しみと憤り・・・
そして、迎えた超ハイリスクな第2子の出産。
今でこそ、元気すぎる兄妹を育てている幸せな家庭のように見えるかもしれませんが、
人生はそんなに全てhappyだけでは進みません。
でも、私が得たものは、「人の辛さと悲しみ、痛みを心で感じること」でした。
何もかもが灰色に見え、人と話をすることさえ出来ず、涙しか出なかった時間を過ごしたから
こそ、わかること。
友人におきたこと、自分におきたこと。。。
深い悲しみには、きっと人生において意味のあること、
そしてその先には幸せが待っているということ、信じています。
人生は、幸せと良い事だけではないですよね。
もし「苦労」をしたことがないのであれば、それはラッキーな事だとは思いません。
むしろ、たくさんのアンラッキーこそ、本当の幸せをつかむのではないかと思います。
友人が言っていた言葉。
「私は不運だけど、不幸ではない」
私も何事もなかったかのように、普通のブログに戻りますが、こうした根底にある気持ちを
少しづつ、現在の活動を通しても形にしていけたら・・・と、思っています。
ここまで読んで下さった方に感謝致します。