東郷かおる子さんが動かした歴史 | みなっちのQUEEN大好き日記

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美奈子と申します。通信制の大学で勉強中ですが、今、またクイーンに浸ってます。自信ないくせに、歌詞を訳したり、いろいろ無責任に書いてます。なぜか、年甲斐もなく剣道やバレエストレッチやったりもしています。

この写真は若い東郷かおる子さんが「ミュージックライフ」の取材の時、

1974年5月10日、ニューヨークのモリッツ・ホテルで

インタビューした時に撮影したものです。

この時のエピソードもすごいです。

まさに「その時歴史は動いた」です。
 

かおるこさんはアメリカの雑誌社だかレコード会社だから忘れてしまいましたが、

とにかくアメリカの筋から、「モップザフープル」の取材に来ないか? と誘われたそうです。

その時、前座にクイーンが出演することを知っていたかおるこさんは

「行く!! 行く!!」とばかりに、取材に行くことに決めたそうです。
 
その時用意された席は最前列で、まさにフリフリ王子様だった

フレディやブライアンを間近で見て感激したそうです。
 
で、その後、ニューヨークのレストランでみんなで夕食を取っていた時、
 
どやどやと入ってきた一団がいたそうです。
 
で、目ざといかおるこさんは、その中の金髪の青年に目を止めました。

ロジャー・テーラーです。
 
かおるこさんは「ミュージック・ライフ」誌を手に持ち、

ロジャーに近づきました。

「あなた、クイーンのロジャー・テーラーでしょ?

私、日本の雑誌社のものなんだけど、

ほら、これ見て。あなたの写真よ」

とかいうようなことを言ったそうです。

その時、いきなり登場した東洋の若い女性にぽかーんとしていた

ロジャーでしたが、「ミュージックライフ」で自分の写真を見ると、

目がキラキラと輝き、

「ほんとだ!! 僕が載っている!!」と

一緒に来ていたローディの人たちに見せたそうです。

そして、

「僕のところに取材に来ない?」と

ホテルの名前と部屋番号を教えてくれたそうです。
 

指定された日時にかおるこさんは行きました。

そこにいたのはロジャーとジョンです。

フレディはお買物。
 
ブライアンは肝硬変で寝込んでました。

でも、会ってくれるというので会いに行くと、

真っ青な顔で

"Hello..."と言ってくれたそうです。

その時の写真がこれ。

若くて、まだちょっと自信がなさそうな所がいいです。

この時、歴史が動いて、日本で火が付き、

世界に波及しました。
 
かおるこさんに感謝するばかりです。

あの時、普通のおとなしい日本人女性なら、遠くから見ているだけなのに、

がんがんロジャーに話しかけてくださり、ありがとうございました。
 
ちなみに、かおるこさんが見たコンサートがその時の最後だったそうです。

肝臓を病んでしまったブライアンが瀕死の状態でしたから…。
 
これって奇跡でしかないような気がします。
 
それにしても、フレディ、当時はそんなにお金があったわけでもなさそうなのに、

その時から、取材<お買物だったんですね(^^)。

この写真に二人しかいないのはこんな訳です。