”想い出のサバ缶② | おしゃれ島

おしゃれ島

このブログは
★アホ ◡̈⃝︎オモロイ
たまに真面目
おしゃれな音楽とおしゃれな物
旅の日記など、いろいろ


想い出のサバ缶
つづきを書こうと思っていたら
随分と経ってましたね…

わたしのブログは
書きたい事やテーマが多すぎて
自由奔放すぎて
まとまりのないブログ化してます(笑)

ゆるりとお付き合いください


つづき


謎の病原菌

🦠

その名もたまごけっぷ

🤮


ゲストハウスの部屋で

何日も病魔と闘っていた


もう二度とバラナシは行きたくないと

もうバラナシはこりごりだ

意識朦朧の中

下痢と嘔吐を繰り返しながら

何度も唱えるように言っていた


たまごけっぷは

何度も経験したけど

このときのたまごけっぷは

本当にキツかった

 


窓からはガンジス河が見える

せっかくバラナシに来て

外で遊びたいのに遊べない日々…

悔しいよぉ〜



ゲストハウスのトイレが汚すぎて

余計に吐き気を誘う…

何とかトイレまで這うように辿り着く🤢

向こうにいる間は

これが普通の状態なので

潔癖のわたしでもそのうち慣れるけど

今、考えて見ると牢屋みたいだ(笑)


ある夜
とても酷い症状になり
お医者さんの自宅まで運ばれて行った

もう症状が軽くなるなら何でもいい
ズボンを脱いでくださいと言われ…
お尻に注射を打たれてしまった💉

注射の痛みなどよく分からないほど
酷い症状だったらしい

その次の日に
少し症状が落ち着いた
泊まっていた宿があまりにも汚くて
衛生的に問題あると思い
前よりも少しだけ綺麗な宿を紹介してもらい
お引越しすることになった

1部屋1人100ルピー(約300円)
↓引越し
1部屋1人150ルピー(約450円)

病気が治るまでの間だけ
ちょっとの贅沢のつもりだったけど
日本の感覚で考えてみると長旅って
めっちゃ安い問題で悩む事が多い

新しい宿に着いて
その日は少し食欲も出てきた!

そのときは旅仲間が女の子3人
下にヨガマットを敷いて
停電した部屋の中でロウソクを灯して
音楽を聴きながら
いろいろと話して楽しんだ


夜になりお腹がすいてきて
何か食べ物を買いに行こうと
3人で外に出てみると
バラナシの暗闇の小道に
野犬がウロウロしていて怖くて怖くて
前に進めない

どうしよう
このまま道を進むのか…

結局
野犬に吠えられて
道を引き返し部屋に戻る

野犬に負けたえーん

インドの夜道は
いろいろと恐怖が待ち受けている

別のバラナシでのある日の出来事
トランスのパーティーイベントがあると
情報を知って真夜中に行ったことがある
そのときは
友達のインド人の子分の男の子(10才)に
護衛してもらい送り迎えしてもらった
その少年は勇敢だった
野犬が現れると笑いながら戦う!
全くビビらない
わざわざ戦う姿を見せてくる

わたしたちが
あまりにもビビるので
その男の子はわざと面白がって
野犬を怒らせる
小石を拾って壁に投げつける
怒った野犬は
真夜中の電灯に目がギラギラと光り
ワンワンワンっと怒って吠える
そのとき護衛の少年は
後ろを振り返り
わたしたちを見て笑っていた
黒くて大きな瞳もギラギラと光っていた

10才の子供に盾になってもらうって…
わたしは大人として
本当に弱くてヘボい(笑)

インドの野犬は本当に恐ろしい
昼間は可愛い野良犬なのに
夜になると恐ろしい野犬に変身する
この恐ろしさは
経験してみないと分からない

わたしはビビリだけど
どんなに怖いものがあっても
どんなに死にそうになっても
それでもインドが好き
それを上回るほどの魅力と楽しさがある

そうそう
想い出のサバ缶の話のとき
そのときは護衛がいなかったから
外には出られなくて
野犬に負けたわたしたちは
あっけなく部屋に戻り
ひもじい思いをしていた

あ〜お腹すいたね
これが日本ならコンビニとかあるもんね
インドはコンビニがないね
インドにコンビニがあったとしても
夜は怖くて外に出れないね
野犬も怖いけど男の人も怖いね
怖いものだらけ

そんな事ばかり話してたけど
気分が落ち込んでるわけではなくて
↑これ笑いながら話してるっていう(笑)

そんなとき
まりもさんがニヤニヤしてしながら
バックパックの中から
ジャジャ〜〜ン
なんとサバ缶を出してきたのだ

水を注ぐだけのお米とサバ缶

えー!
まりもさん
こんなの持って来てたの?ってビックリ
(๑ʘ̅ д ʘ̅๑)!!!

しかもバラナシに着くまでの長い間 
これをずっと持ち歩いてたなんて!
小さい女の子がバックパックに
詰め込める荷物の量を考えてみると
これって本当に大変なこと、
サバ缶1個を長旅で背負い続ける事が
どれだけ重くて大変なことか…


感動
🥺

まりもさんって昔からそうなんだよ
若い頃からずっと変わらない
ここぞというときのために
自分のためだけじゃなく
人のために先回りして行動してる
とにかく気が利く素晴らしい人


サバ缶は味噌煮味だった
それをヨガマットの上に置いて
3人で分け合って食べることにした

サバ缶
そのときに撮った写真↓
この写真を見ると
わたしは心がウルウルしてしまう

1個のサバ缶を
ロウソクの灯りの中
3人で囲んで仲良く分け合って食べた
美味しい
本当に美味しかった
😂

それから少しずつ体調は回復して
激安のゲストハウスにお引越しした!
高いゲストハウスは
快適には過ごせるけど
刺激が少なくてつまらなくなる
安いゲストハウスの方が
面白い旅人が集まっいて楽しい
そこにいろいろな情報が転がってる
いろんなゲストハウスを
泊まり歩いてみるのも楽しみの一つ

ちょっとまた不調を繰り返しながらも
無事に長い旅を終え帰国した

不便な状況の中
上手く叶わない状況の中に
身を置いてみる

困難な状況の中で
平然と微笑んだり笑えるのかどうか
他人に優しく接することができるのか

人の出逢い
仲間との助け合い

苦労や困難をどう乗り越えるのか

有り難みや優しさ思いやり

いろんな経験をして
いろんな事を学び知る

振り返ってみると
困難が何よりも楽しかった

また行きたい?と聞かれると
うん
何度でも行きたい!

あれ?
あのときは
もう二度とバラナシは行きたくないって
言ってたよね(笑)
って
旅友にはいつも笑われる😄

バラナシって
だから不思議なんだよね

好きなのか嫌いなのか
わたしの中で
そんな簡単な問題じゃないような気がする


インドに行くときは

必ず持って行くものがある

梅干しと緑茶の粉末

いろんな味の飴など


今でも

サバ缶やカップ麺などの非常食を見ると

尊敬と感謝と有り難みが溢れる


インド人の友達から

ツナ缶とマヨネーズを持って来てと頼まれて

お土産で持って行ったことがある

日本の食品はとても喜ばれる


次にバラナシに行くときには

サバ缶を持って行こう



Om Shanti





旅話、読んでくれて

ありがとうございます

୨୧ᵗʱᵃᵑᵏ ᵧₒᵤ₊

旅の経験と想い出を

また少しずつ掘り出して

書いていけたらいいなぁと思ってます