古今和歌集より
古今集•巻6•冬歌•330
清原深養父
(きよはらのふかやぶ)
空より花の
散りくるは
雲のあなたは
春にやあるなむ
(現代語訳)
冬なのに空から花が降ってくるのは
雲の向こうは春なのだろうか
あら
冬の空から
白いお花が降ってくるわ
雲の上はもう春なのかしら
空から降ってくる雪を
白いお花に例え
春を待ち遠しく
楽しみ待っている気持ちを
詠まれた冬歌だそうです
こちらは平仮名書き⬇︎
花
雪を花に例えられ春を想像させる
とても美しい部分なので
花だけ
漢字を残したまま書いてみました
日本の四季を
読むだけで美しく想像させてくれる
和歌
とても素晴らしいですね
日本語とその感性の美しさ
心が潤うようです
こちらの細筆書き
筆の力加減や繊細さ
歌や言葉の持つ雰囲気や
文字の柔らかさなどを
想像しながら書きました
いつも見てくださり
本当にありがとうございます
Om Shanti
去年の年明けに
万葉集より選んで書いたものです
お暇でしたら
覗いてみてくださいね