おはようございます
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前回の続きです。
長野県飯島町にある道の駅、田切の里。飯島町にはここ以外にもう一つ道の駅がありますが、
先日こういう記事がありました。町の中心部にあったAコープが閉店し、地元の住民が買い物難民になってしまったようです。近くにウェルシアというドラッグストアができたことが致命的と言われていますが、生鮮ものは事足りるわけないですよね
これについてはこの後さらに説明しますが田切の里の道の駅の周りを少し歩きます。
なんか撮影をやっている
この坂を上がって、
降ります。車はトンネルで抜けられます。
こんな感じになっています
ちょうどいい時期ですね
先ほどトンネルを抜ける前に気づいたので、道の駅に車止めて来てみたのです。
道の駅に戻ったと。
先ほど通ってきたように飯島町は町全体が伊那谷の起伏の激しいところにあるので徒歩や自転車での買い物はほぼ不可能です。前後の駒ヶ根市や松川町などの国道沿いにはスーパーが充実していますが飯島町にはなく、町民は車でこれらの町に買い物に向かわねばなりません。高齢者が多いために車に乗れる人も限られてきますし、無理に乗って悲しい事故なんてことになった目も当てられませんからね
生活するところは平坦な場所というのも条件が増えてきましょう。今は良くても高齢化したら同じようには動けませんからね あとは飯島町の人のものが買えるところを確保しないといけませんね。このあと出てきますが長野には山奥でも人が営んでいるところが多くどうやってものを買っているんだと思うところも多いです。もちろん前後に市街地がある飯島町はまだいいレベルと思うほど。
ここからしばらく車を走らせます。
やってきたのは飯田市上村にある、下栗の里。
日本のチロルと呼ばれる場所です。画像についてはこの後見せます ここに来るのは8年ぶりです。
信州サンセットポイントと呼ばれ、夕日でなくても絶景が広がります。
山々をバックにレヴォーグを
ちなみに、
前乗っていた2台でも1度ずつ来ています ここまで来るのは容易ではありませんが
今回はビューポイントまで行きます。前回は時間の都合で行かなかったので初訪問以来10年ぶりです。
ビューポイントの入口。ここから800mありますが、駐車場からここまでの200mくらいがやや急な坂が続くので体力が奪われている状態です ビューポイントまでは駐車場から片道15〜20分くらいです。
入口に募金箱があります。だいたいこういうところは100円入れることが多いですが、この先の道も下栗の住民が懸命に整備したので、今回は少し多めの500円を
あと横に杖も用意してあるので足に自信がない方はお礼を言って借りましょう
このあたりはツキノワグマなどの熊も出るようです。ワイは持っていくのを忘れましたが鈴とか熊避けのものを持っていくと安心です。
こんな感じでビューポイントまでの道はよく整備されています。ここまでやるのは大変でしょうし、崖崩れとかも起こると思うのでその度にやらねばなりません ここのビューポイントへの道は2009年につくられたらしいです。
横はこんな感じ。
入口からはややアップダウンがありますが、駐車場から入口までの急坂に比べたら大したことはありません。
ビューポイントに到着しました。定員は40人です。
ここは「おおぎびら展望台」と言います。
下栗の里はこんな感じのところです
周りは山々に囲まれた隔離されたように見えるところに集落があるんです。
ワイにとっては10年ぶりに見る風景です
下栗の里は標高800〜1000mかつ最大傾斜38度のところで100人足らずの人が生活を営んでいるのです。オーストリアのチロルに風景が似ているため、日本のチロルと呼ばれていますが、集落に沿って道がくねくねしているので、天空に浮かぶサーキット🏎️のように見えませんか?
あとここはジブリ作品のネタにもなっています。宮崎駿さんがここを訪問・宿泊したことがあるらしいです。
ちょっとズームしてみました。道と集落だけでなく、畑も見えると思います。ここの人は農業で生活を営んでいるのです。米はとれませんが下栗芋などがとれるようです。
こういう周りに山しかないところで人々が生活しているところもあるんです。ですので先ほどの飯島町のスーパー閉店や鉄道廃止などの話をすると、SNSやヤフコメなどですぐに「不便になったら都市部に引っ越せ!コンパクトシティを進めろ!」とほざく者が必ずいますが、先祖代々長きにわたって守ってきた場所を、自身の都合で簡単に終わらせることができるわけないだろといいたいです。不便を経験したことがない者が簡単にこんなことを言うことが実に不愉快です 能登の地震が復興していないのも言いたい放題言っていますよね。
下栗の里を見ながらしばらく考えてしまいました
もと来た道を戻ります。
このあたりは標高が高い(1100mほど)なので、数は少ないですがまだ桜がいい感じでした。
駐車場に戻ってきました。
下栗の里は観光地といえばそうですが、住民の方が生活を営んでいる場所です。ですので迷惑をかける行為や侵入禁止の場所に入るのはやめましょう。
これまでほとんど知名度がなかった山形の銀山温泉が近年インバウンドなどで人が溢れているようですが、下栗の里もインバウンドが好きそうな風景なんですよね 現状はアクセスが困難なので見向きもされないかもしれませんが三遠南信道が西と南からできればガラッと変わるかもしれません。
ペルーのマチュピチュ村の拝借画像ですが、当時日本の温泉街にしか見えないと話題になりました。ワイはこれをみた瞬間まだ訪問したことがない銀山温泉を思い出したんですよね
似ていませんか?
(これはワイが上記のマチュピチュの画像を見た後訪問して撮ったもんです)
この頃はまだ銀山温泉のぎの字も出なかったのですが、このあと冬の銀山温泉の画像を誰かがあげたことで一気に知名度が上がったんです。そうしたらインバウンドも相当行くようになって駐車場も制限するようになりました ただでさえ少ないですしそもそも温泉街から10分ほど歩くんですがね。下栗の里ほどではありませんが、そこまでアクセスが良い場所でもないですが。
そろそろ帰路に着くことを考えねばなりません。
今回はここまで。
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