おはようございますパー爆笑


6/9に山形南部の方を訪問してきた話の後編です。


↓前編はこちら


前編は食べ物の話が多かった気がしますが、後編はかなり重めな話が連続するかもしれませんガーン




JR米坂線の小国駅に来ました。現役の路線なんですが、2022年の集中豪雨による土砂災害のため鉄道設備が大きく損壊し、この時からこんにちに至るまで運休が続いています。


線路が草ぼうぼうなのを見てもわかると思います。


米坂(よねさか)線は山形県の米沢駅と新潟県村上市の坂町駅を結ぶ路線です。JRの路線名は「名松線(めいしょうせん)」、「水郡線(すいぐんせん)」など音読みをするところが多いですが、「べいはんせん」とせずに訓読みしているのは珍しいです。


前述した土砂災害のために、途中の山形県長井市にある今泉駅から坂町駅の間が運休となっている状況です。


基本的には鉄道が災害にあった場合は保有会社が復旧することになります。米坂線の場合はもちろんJR東日本(以下JR)です。ところが、多大な金額をかけて被災区間を復旧させたところで1日の利用客が200人いるかどうかの路線のために、JRは維持するのが困難であり、自治体に資金や鉄道設備の管理を依頼するなど協力を求められない場合は廃止したいことを示しています。同じく災害で廃止の話が上がったJR只見線は線路や駅などの鉄道設備を自治体が管理、列車の運行をJRが行ういわゆる「上下分離方式」によって復旧しました。


只見線については次の回に詳しく話します。


米坂線は只見線みたいな上下分離方式には、新潟県や山形県が難色を示し、引き続きJR単独で復旧し運営することを望んでいるという現状です。これでは先に進むとは思えませんね。米坂線が難しいのは、米沢から先の奥羽線を使用して山形や福島に直通するのは、山形新幹線の開業で線路の幅が在来線のもの(狭軌)でなく新幹線のもの(標準軌)になってしまっており、物理的に不可能ということです。狭軌のままなら仙台から米坂線経由で新潟まで走らせることもできたんですが、それも無理ですね。もっとも走らせられても採算が取れるかはわかりませんが。それを考えると、無理に復旧させる必要はあるのかなという考えです。


米坂線の話はここら辺にして、小国町内を歩いたのでその話をします。ここでも米坂線の復旧が難しいところが見えてきます。


小国駅前から町営のバスがでており、あちこちにバス停があるのですが、町民の足として役立っている本数とは思えないんですよね。


小国駅前通りもこのとおり。日曜の昼過ぎだからかもしれませんが、活気が感じられません。


地元で最も大きなショッピングモールである「アスモ」。この名前を見てあることを思い出しましたがあとで話します。内部はスーパーや100均の店などがありますが、品揃えは決して豊富でなく、値段も高めでした。わたしが地方のスーパーに感じているイメージどおりのところでした。


店内には町内の求人情報が載っているところがありました。一部を除いてずいぶん安い賃金なのが悲しくなりました。これじゃみんな都市部に行ってしまうだよえー


アスモの裏口から入ったので後から気づきましたが、正面入口がありました。なんか催し物をやっているのか人が少し集まっていました。


店の名前が入ったバス停。先ほどあることを思い出したという話です。同じ名前の「アスモ前」という鉄道駅が静岡県湖西市の天竜浜名湖鉄道にあるのです。こちらのアスモは自動車の部品を製造している企業でした。「でした」と過去形なのは現在はデンソーに買収されて社名がなくなってしまったからです。駅名は残っていますが、デンソー絡みの副駅名が今年からついたようです。「明日も前」とポジティブな駅名に見えますが、買収されたんじゃお先は暗かった。スーパーのアスモも同じように感じるのが辛いですショボーン


デンソーの燃料タンクの問題で、ワイのレヴォーグもリコール対象なんですが、修理はいつになることやら。


なんか原風景のように感じます。


小国町役場。米坂線の完全復旧をという垂れ幕がありますが、町の協力が必要だよ。今のままでは絶対に無理。


小国小学校もなんか侘しいです。と思ったら現在はこの校舎は使用しておらず、町の南部に移転したようですね。


立体駐車場が無駄に立派だが、劣化も感じられます。


このあたりの工場の診療所の跡。


ショッピングモールとレストランの跡。かつてはここも賑わったんでしょう。


なんか閉山した鉱山の跡みたいな感覚の場所なんですよね。


クアーズテックという企業の工場。小国町で元気なのはここくらいな気がします。先ほどの求人情報でも結構いい額を示していましたからね。


ここにまた列車が走ることはあるんだろうか。


車に乗り込み、比較的近くにある小国の道の駅に来ました。


小国はわらびで有名なようです。


歩いて疲れたので、さくらんぼミックスのソフトクリーム🍦を食べるだよ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾


小国の道の駅に到着したため、ようやく山形県の現時点である道の駅の訪問率が100%に達しました。今回の遠出の最大の目的はこれだったんですよね爆笑


高規格道路ができると鉄道運営にもダメージを与えるし、高規格道路はインターからしか出入りできないので、通過交通が増えることになり、町がより衰退するリスクを秘めていることに気づかないのも多いです。三陸道みたいに道の駅は賑わうかもしれませんが。現道の国道113号を整備すればいいと思ったのですが、米坂線が被災した集中豪雨で国道も被災し小国町自体が孤立した時期があったようなので災害に弱い道を整備するよりは、災害に強い高規格な道をつくったほうがいいのかもしれませんが。


ということで帰路に着きますが、385kmの道のりです。もちろん、翌日は仕事ですと。





新潟県に入って高速に入る前に給油(162円/L)したのと、上記越後川口SAで休憩した以外はどこも降りませんでした。とはいえ新潟県内だけで200km以上あるのでとにかく長かった。


あとは関越トンネルを抜けて帰るだけだと思いましたが…、


月夜野〜沼田間で事故があり、全く動きませんでしたえーん 渋滞だったら少しずつ動くと思うんですが、20分以上ピクリとも動かないことがありました。おそらく事故の対応のために一時的に全ての車線を塞いだのかと。


結局ここを抜けるだけで2時間くらいかかりました(ヽ´ω`)


そのため、帰宅したのが21:30と予定よりかなり遅くなってしまいました。


後編の方が前編より圧倒的に長くなってしまいましたショボーン


おしまい。