去年の年末、長男が膝が痛いと言い出した。
サッカーの大会真っ只中。
整形外科に行くと、典型的な成長痛で、これはサッカーの練習を休むしかないという。
膝の痛みといえば、オスグッド病が有名だが、同じようなもので、ゲンキはヨハンソン病、というものらしい。
結局、痛み止めのボルタレン軟膏を処方され、練習は控えるよう言われる。
今期絶望?なんとかならんのか???
仕事そこのけでHPを駆使し、鬼の形相で調べていると、
オスグッドなどの膝の痛みは、治療でなおすことができると書いているものが
いくつもみつかるではないか。
そういう記事を鵜呑みにするほど単純ではない。ないがしかし、
どこかに治療法があるのなら、なにがしかの希望はあるのではないか。
さらにいろいろしらべてみると、
単純に、成長期だからしょうがない、とかたづけて終わってしまう問題ではないという気がしてきた。
スッキリ治った人の話や、オスグッドは治ります!と名言する人もいたりして。
いくつか、もし近くなら、とんで行きたいような病院もあったが、
最終的に行き当たったのは、「オステオパシー」。九州にそのえらい先生がいるのだが、そのオステオパシー療法をマスターした先生が、全国に何人かおり、その一人が東京にいる!
もし、怪しいところだったらどうしよう、とかなり怖かったのだが、
なにごとも行ってみなければはじまらない。
自分のカンは信じている私、行ってみて、へんな感じだったらすぐわかる。そうしたら帰ればいい。
「行ってみる?」と聞くと、サッカー命の彼は「行く!」というし、即日、つれて出かけたわけだ。
結果、
治ったのだ。
今も、信じられないが。
何をどうやっているのか、よくわからないのだが、
骨とその周りの筋肉を正しい位置に、手でずらす、という治療。
がーっと、先生が指の腹で押す。
ものすごい痛みらしいのだが、子どももがんばって耐える。
そのひと押しのあと、
「どう?ちょっと飛んでみて」「ちょっと走ってみて」といわれて
子どもはおそるおそる飛ぶ。走る。
「痛くない…」信じられないという表情で膝を曲げてみるゲンキ。
「あとどうすると痛い? どこらへんが痛い?」
「ここが、点で痛い」
「わかった、ここだね」
といって、その痛い部分をグーーーッと押す。
その繰り返しだ。
先生の指で押されるのはかなりの痛みらしく、必死で耐えているのだが、
そのやりとりをする間に、
治療してくれる先生との間に、不思議な信頼関係ができたようだった。
ピョンピョンとんで、うれしそうにしている姿を見て、私が驚いてると、
「半信半疑で来ました?」と先生に笑われてしまった。
だって、信じられないじゃないですか!
日本代表のユニホームがかざってある整形外科で、しばらく休むしかないですよ、って言われたのに・・・・!先生は、
「整形外科は、折れた骨を治す病院ですから」って。
私としては、まだ心配で、もしとりかえしのつかないことになってしまったら、、という不安をぬぐえないままだったのに、帰り道の長男の笑顔といったらなかった。
治療のあと、一回、肉離れで再びみてもらったけれど、その後、再発はなし。
あまりのことに、今も、まだ、不思議でしょうがない。いや、その治療じたいは、不思議じゃないのだが、
どうして、整形外科に行くと、成長期だから休め、と単純に言われて痛み止め軟膏を処方されるだけなのか、
が不思議でしょうがない。
おとといも、先日からこの整骨院に通っているTくんのお母さんに感謝されてしまった。
かれは、セバー病という、かかとの治療で通っている。かかとはオスグッドよりもゆっくり悪化するため、
治療にも時間がかかり、治療にもかなりの痛みをともなうそうなのだが、がんばって通っているそうだ。
なにしろ、最初の治療時、ついでにあった捻挫をみてもらったら、
「どれどれ」と、ちょこちょこやって、先生はその場で治してしまったそうだから。
西洋医学というものは、世界の医学の中のほんの一部でしかない。
そのことを目の当たりにした去年の出来事。