新潮ドキュメント賞 | Minahei

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ライター戸塚美奈のブログです。

金曜日、長谷川まり子さんの、新潮ドキュメント賞、授賞式に行ってきた。

会社員時代、彼女の本を編集させてもらった縁で、私まで呼んでもらったのであります。

 

『やってみよ、国際ボランティア』という本を作り、彼女がかかわっているネパールの少女たちの話、

ボランティアの話、これはぜったい本に書いていくべきだと思っていたけど、

それが昨年、『少女売買』という一冊の本になって世に出たとき、

ついにやったな、と、その時点で、私は感無量。

 

まさか、こんな賞までとってしまうとは。

 

佐野眞一さんが言っていたけど、

あれだけ危険で汚い場所へ出かけていって取材をする、その行動力が、

すばらしいのだと。

常々、足で取材することの意義を書いている佐野眞一さんだからこそ、

彼女の魅力をよくわかってくれたんだなあ。

 

感動したし、やはり、私たちのような仕事は、(私は出版文化の底辺だが)

行動力あるのみ。

頭の回転のよさではなく、足を使い、行動するだけなんだ。

 

そして、覆面でいては、だめなのだ、ということを

思い知らされた。

編集者やライターというのは微妙で、よくいえば黒子だが、名まえがでないだけに、

書いたものに対して、無責任にもなってしまうところがある。

それは、やはりいかんのではないか。

 

いろいろ考えてしまった。

 

それにしても、会場にいらっしゃるのは、橋本治、柳田邦男、藤原正彦、養老孟司、、、、悶絶しそうでありました。

長谷川さん、本当におめでとう。

これから、、、書いて書いて書きまくるんだ!!!