夫「前回、固定費を洗い出して家計のことがわかってきたね。今度は変動費だね。」
妻「そうね。毎月変動するものは、しっかり確認しないと、予算オーバーしちゃうかも。」
夫「じゃあ、今日はその変動費を洗い出してみようか。どんな項目から確認する?」
どうやら、もしも家族は変動費にも着手したようです。
今回は、キャッシュフロー表作成に欠かせない「変動費」について整理してみましょう。
食費
変動費の中でも大きな割合を占めることが多い食費。最初にしっかり把握したい項目です。
・自炊と外食のバランス
→外食はイベントなどに左右されやすく、月による差が大きいのが特徴。
→月ごとの支出の傾向を把握して予算をたてるのがポイントです。
使うツール:家計簿アプリやクレジットカードの明細書など
日用品・雑費
・日用品
→まとめ買いやセール購入が多いため、月による波が大きくなりがち。
→たとえば「洗剤は2ヶ月に1回」など、購入頻度と金額の目安を把握しておくと管理がしやすくなります。
・雑貨
→突発的に発生することが多い支出。あらかじめ月額で見積もっておくと便利です。
使うツール:家計簿アプリやレシートなど
交通費
・通勤や通学の交通費
→定期代など毎月一定なら固定費扱いでもOKです。
・家族の移動費
→外出・レジャー費(娯楽費)として分けて管理する方法もあります。
使うツール:交通系ICカードの履歴・交通系アプリ
娯楽費・交際費
・普段の娯楽(映画・外食など)
→頻度と1回あたりの金額を参考に、月ごとの平均を出して予算化します。
・季節のイベント(記念日・旅行など)
→あらかじめ年間のイベントを書き出して、予算を確保しておくのがコツです。
使うツール:家計簿アプリ・クレジットカードの明細書など
その他の変動費
・美容室やエステ、マッサージなど(イベントに合わせた支出)
・趣味や娯楽関連の支出
・急な病気や医療など
・衣類やファッション関連(季節の変わり目やセール時期など)
変動費の管理のポイント
変動費は月ごとに金額が変わるため、毎月の支出を記録して平均化することがカギです。
支払方法別に
・クレジットカード明細
・家計簿アプリ
などを活用すれば、管理がぐんとラクになります。
予算オーバーを防ぐためにも「変動費の見える化」からはじめてみましょう。
過去記事
“もしも家族”のライフプランノート~新シリーズ、始まります
【キャッシュフロー編】
➀「年齢って何歳で書けばいいの?」で止まらないために
➁あと何回、一緒に旅行できる?数字が教えてくれる「今しかない時間」
③収入は額面?手取り?迷ったらここからスタート!
④支出ってどう分けるの?“ざっくり”から始めるお金の見える化
⑤固定費はここを見直す!“わが家の支出の土台”を整えるヒント
⑥「変動費って何から見ればいい?」夫婦のリアルな会話から始まる見直し
⑦わが家の収入を数字にしてみたら、ちょっと安心できた
⑧固定費を入れてみたら…見えてきた「毎月のリアル」
⑨変動費がバラバラでも大丈夫。まずは見えるようにしてみる
⑩「なんか足りない…」と思ったら。使途不明金を逆算で見つける方法
⑪「その他支出」が家計をゆらす?2つに分けてスッキリ整理!
⑫書き出して見えた「わが家の今」
