妻「ねえ、キャッシュフロー表をつくるために、まずは固定費を洗い出してみない?」
夫「固定費か。毎月必ず出ていくお金だからね。把握できないと将来の計画が立てられないな。」
どうやら、もしも家族も、いよいよ固定費の把握に着手したようです。
今回は、キャッシュフロー表を作るうえで欠かせない「固定費の項目整理と確認ポイント」をまとめてみました。
住宅関連費
家計の中でも大きな割合を占める住宅関連費。ここはしっかりと把握しておきたい項目です。
・住宅ローンの返済額
返済額はもちろん、ローン残高や返済期間の確認を。
使うツール:ローン返済表・金銭消費貸借契約書
・固定資産税
年1回あるいは4回払い。月割りにして予算に組むと便利かもしれません。
使うツール:固定資産税納税通知書
・火災保険料
保険料や更新時期の確認を忘れずに。
使うツール:保険契約書
生活インフラ費
・光熱費(電気・ガス・水道料金)
月ごとの波があるので、年間平均を出して記入。
使うツール:各社請求書・オンライン利用明細
・通信費(携帯電話やインターネット)
月額固定でも、スマホ内課金などで変動も。
使うツール:各社のアプリ(利用明細の確認)
保険料(生命保険・医療保険など)
契約内容によっては支払いが大きくなりやすい項目。
年間保険料の合計と契約内容(保障内容・期間)も確認
使うツール:保険証券(紙・オンライン)
税金、社会保険料(年金・健康保険)
・会社員の場合:所得税・住民税・社会保険料は給与天引き→把握不要
・自営業者や高齢者世帯:納付書での支払いが必要→金額と時期を確認
使うツール:納税通知書・納付通知書
その他の固定費
上記以外にも、家計に関連する固定費がいくつかあります。
見落としがちな項目も含まれているため、もれなく洗い出すことが大切です。
・自動車関連費(ローン・保険料・車検費用など)
・教育費(学校や習い事などの月謝)
・サブスクリプションサービス
・クレジットカードの年会費
・ペット関連費(フード・予防接種など)
・定期的メンテナンス費
固定費の洗い出しは、家計管理の基本中の基本!
最初は面倒に感じても、
・どこを見直せるのか
・節約の余地があるのか
といった家計改善のヒントが見つかるのはここから。
まずは「もれなく、わかりやすく」
固定費の項目をしっかりリストアップしてみましょう。
過去記事
“もしも家族”のライフプランノート~新シリーズ、始まります
【キャッシュフロー編】
➀「年齢って何歳で書けばいいの?」で止まらないために
➁あと何回、一緒に旅行できる?数字が教えてくれる「今しかない時間」
③収入は額面?手取り?迷ったらここからスタート!
④支出ってどう分けるの?“ざっくり”から始めるお金の見える化
⑤固定費はここを見直す!“わが家の支出の土台”を整えるヒント
⑥「変動費って何から見ればいい?」夫婦のリアルな会話から始まる見直し
⑦わが家の収入を数字にしてみたら、ちょっと安心できた
⑧固定費を入れてみたら…見えてきた「毎月のリアル」
⑨変動費がバラバラでも大丈夫。まずは見えるようにしてみる
⑩「なんか足りない…」と思ったら。使途不明金を逆算で見つける方法
⑪「その他支出」が家計をゆらす?2つに分けてスッキリ整理!
⑫書き出して見えた「わが家の今」
