こんにちは
mina先生です
毎日暑い日が続きますが、Shinyキッズ・ジュニア達はお稽古、本番と大忙し!その合間を縫ってレッスンも頑張っています。
今日はレッスンについて書いて行きますね。
ところで、もしお子さんが、誰かから「このままの歌い方じゃダメだ」と厳しい言葉を投げかけられたりオーディションやコンクールで悔しい結果が出たら…。
親として、本当に胸が痛みますよね。
でも、それは
お子さんの才能が次のステージへ進むための「伸びしろ」が見つかったサイン
なのかもしれません。
ミュージカル『冒険者たち』や『アニー』にも出演した、吉田璃杏(リアン)ちゃんとのレッスン
彼女の歌声を聞けば、その実力は誰もが認めるところでしょう。
しかし、そんなリアンちゃんからのオーダーは、意外なものでした。
「もっと、歌の幅を広げたいんです」
詳しく聞くと、あるワークショップで「今のままの歌い方では通用しない」という趣旨の指摘を受けたとのこと。
すでに高いレベルにいるからこそ、さらに上に行くための「表現力」という壁に直面していたのです。
私は彼女の歌を聴き、その壁を突き破るための「声の処方箋」を3つ提案しました。
課題曲は、ビヨンセの超難曲『Listen』です。
- エッジボイス: 囁くような、それでいて芯のある声。歌詞に込められた繊細な感情を表現するために不可欠なテクニックです。
- ウルフ(Wolf Voice): 喉に負担をかけずに、まるで狼の遠吠えのようにパワフルで抜けの良い声を出す発声法。力強さと安定感を両立させます。
- アドリブ(フェイク): 楽譜通りではない、自分だけのメロディラインを加えること。これが、歌に命を吹き込み、「うまい歌」を「心を揺さぶる歌」に変える鍵となります。
ボイストレーニングでエッジボイスやウルフ発声を学んだことはあっても、「アドリブ」はリアンちゃんにとって初体験だったかもしれません。
アドリブは、ただ感覚で歌っているように見えて、実は高度なテクニックの組み合わせです。
- 一度高く上がったら、次はあえて低い音から入ってみる
- リズムをわざと遅らせて(レイドバック)、次はジャストより少し早めに出てみる(プッシュ)
- 元のメロディのリズムを崩して、全く新しいリズムをはめてみる
これらを瞬時に判断し、自分の声で表現していく。まさに、歌の総合力が試される技術です。
レッスン後のリアンちゃんの歌唱をぜひお聴きください
「ダメ出し」をバネにして、自分の課題と向き合い、新しい扉を開きました
リアンちゃんが私のところにレッスンに通い始めて、2年近くになります。
特に素晴らしいと感じるのは、『冒険者たち』や『アニー』といった大きな舞台への出演が決まった後も、決して満足することなくレッスンを続けてくれていることです。
それはきっと、「もっと上手になりたい」「もっと上を目指したい」という素敵な向上心があるから。そして、自己流の練習だけでは見えない課題や、さらに成長するためのヒントがレッスンにあると、彼女自身が感じてくれているからなのだと思います。
夢を掴んだ後も学び続けるその姿勢こそが、彼女をさらに高いステージへと導いてくれるのだと確信しています。
継続は力
土台があるからこそ、新しいテクニックが加わることで、表現力が爆発的に開花していきます。
中学1年生とは思えない歌唱力に驚きますね
すでに、地声のような力強い高音を出す「ベルティング発声」は完璧にマスターしている彼女。
きっと彼女は、日々の練習を「努力」だなんて思っていないのでしょう。
「歌が大好きで、もっともっと上手になりたい!」
その純粋な探求心が、彼女を突き動かしているのです。
「このままじゃダメ」という言葉や
オーディション・コンクールで悔しい結果が出る時、それは、新しい扉を開ける直前のチャンス
その悔しさをバネに、お子さんの才能が花開く瞬間を信じてあげてください。
歌唱動画アップのために動画をご確認いただいた際にお母様から
先生やはりさすがです〜自己流で歌ってたのと別人のようでびっくりしました!
とご連絡いただき、レッスンにご理解をいただき、彼女をいつも温かく支えるご家族に心から感謝します。
皆さんもぜひ、さらに大きく羽ばたく吉田リアンちゃんの未来を、一緒に応援していただけたら嬉しいです。
吉田リアンちゃんInstagramアカウント
【 お知らせ 】
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また、ご自宅で基礎から学べる動画レッスンもご用意しております。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました