全編、姉妹による電子メールのやり取りで構成されている。
母親が他界する前後、幼い頃に離れ離れになっていた姉妹がメールを通し、互いの気持ちや現状、今までを打ち明け合い、共有していくストーリー。
中江有里さんは女優さんだが、読書家で、よく書評などを書かれているのをお見かけしていた。
メールの文面なのに、小説の書き方になっているところがいくつもあり少し違和感。その方が読みやすいとは思うが、読みにくくてもいいし私書を読まされてる感があってもメール文面で通したものも読んでみたかった。
メールのやり取りに期間があいてしまうところに説明は入れず、メールのみでつなげたところは良かったと思う。