問寒橋を渡り、市街地を抜けると森林に囲まれた道を進みます。
道路標識には「ヌカナン」とカタカナ表記で書かれていました。
他にも糠南の「糠」の字ではなく、「糖」の文字を使っているなど、謎が多い地名です・・・
少し進むと、本州ではあまり見られない真っ白な鳥居が。
何でも風雪に耐えるために金属製なんだとか。
神社を過ぎるとアップダウンのある坂道が続きます。
駅までの道のりはこんな道ばっかり。
行けども行けども駅はおろか人気も無いような無人地帯をひたすら歩きます・・・
暫くすると...
お?
遂に来ました!
本日の真打、糠南駅です。
カーブ上にぽつんと置かれたような板張りホーム。
周りは見渡す限りの原野。この雰囲気が最高です!
ちなみに「糠南」という地名はアイヌ語の「ヌプカ・ナン・ペッ」(原野の冷たい川)から来ています。
また、「雄信内」が上から貼り付けられているのは、昔、「どこにもいけない駅」とされた「上雄信内」という駅があったからだそうな。
駅のホームより。
前述の通り本当に駅の周りには何も無く、見渡す限り緑の原野に謎の白い物体。
何かに使われているんでしょうか・・・
そして糠南駅といえばこれ!
この待合室。通称「物置駅舎」。
名前の通り物置をそのまま駅の待合室に流用したような感じです(笑)
最近修繕されたのか、かなりドアの滑りが良かったです~
中は人1人が入ってちょうどいいぐらいの広さです。
こんなに小さい駅舎にもしっかりと駅の機能が凝縮されています~
実際に中のベンチに座ってみる。
なんか妙に落ち着きます。
駅ノートを読んでいると、いきなり駅舎のドアが開いてビビる私←
すると幌延町の役場の方でした。
なんでも駅ノートの書き込みをチェックして1日の訪問者数を記録しているらしいです。
役場の人は10分程で帰られました。お疲れ様です~
しばらくすると今度は踏み切りの音が。
これは乗る列車...ではなく、
札幌行きの特急「サロベツ」でした。
時間や体力があれば「糠南俯瞰」という場所に行って写真でも撮ってみたかったですが、あいにく1人で林道を行くメンタルは私にはありません・・・w
ちなみにこの駅の滞在時間はなんと4時間弱。
このまま駅にいてもやることも無いので外を散策しに行こうとしたそのとき、急な土砂降りに...
ツイてない・・・
仕方ないのでまた駅舎の中で過ごします。
本が置いてあるのですが、参考書など、いったい誰が置いていったんでしょうか・・・w
このまま駅にいてもやることも無いので外を散策しに行こうとしたそのとき、急な土砂降りに...
ツイてない・・・
仕方ないのでまた駅舎の中で過ごします。
本が置いてあるのですが、参考書など、いったい誰が置いていったんでしょうか・・・w
今度は稚内行きの特急「サロベツ」が通過していきました。
普通列車こそ少ない宗谷北線ですが、特急列車は1日に3往復設定されています。
雨が少し止んできたので外へ。
しかし本当に何も無い。
でもこの駅にそれを求めてやってくる旅人が沢山いることを駅ノートを読んで感じたのでした。
そして30分後。
いよいよ乗車する列車、ワンマン稚内行きの到着です。
またいつか絶対に来るぞ、糠南駅!
この駅がそれまでに無事でいてくれますように・・・
そして本日最後の訪問駅、雄信内へと向かいます。
つづく。




















