大塚家具久美子社長会見(その3)突き放す久美子社長「助言会社も父の提案を評価していない」   | 21世紀のケインジアンのブログ

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産経新聞
 313()2236分配信


--株主提案については言及しているか

 久美子社長 「言及はしているが、当社の方からは申し上げない方がいい。ちょっとお時間頂いていいですか、整理する」

 一度は言いよどんだ久美子氏だったが、スタッフとしばし相談した後、グラス・ルイス社のリポートを読み上げる。

  久美子社長 「少し長いのでかいつまんで、グラス・ルイス社が私どもの中期計画と提案株主が公表している事業戦略案を比較検討した上で、当社中期計画は十分な根拠を有したものであり、当社の現在のビジネスモデルの弱点に的確に対処し、変化する国内市場に対応できるように構築されたものと結論づけています。これに対し、提案株主は自らの公表している事業戦略ではそれが株主にとって会社提案以上に望ましい結果をもたらすことを合理的に示していないと評価しています。配当についても会社側から提示している80円の配当政策について、事業投資と株主還元の適正なバランスを考えたもので、逆に提案株主が主張する120円は大塚家具の長期的展望にとって望ましくないものと結論づけている」

  
グラス・ルイス社の勝久氏の提案に対する低い評価を、久美子氏は突き放すように読み上げる。

 久美子社長 「ポイントは、私自身が社長に在任していた時代の同業他社と比較対照とすべきところから良かったと。それから中期計画が提案株主よりも高く評価していただいていること、配当政策も合理的と評価され、役員候補も適切なコーポレートガバナンスにおいてすべての株主に利益をもたらすというのが主要なところです」

 --会社側を支持する大株主のブランデス・インベストメント・パートナーズの株式売却について。売却によって株主総会後も含めた経営への影響をどう考えるか、配当政策についてどのようなコミュニケーションをとってきたか

 久美子社長 「今回ブランデス社については、特殊な状況での売却だったので、そこに何か勘ぐられるようなことがないようにということでステートメントを公表したと理解している。純粋に顧客ニーズを考えた上での売却ということなので特段いまの状況に関連しての売却ではないことを明確にするのが重要だったと思う。通常売却というと、会社への良くない評価と結びつける方が非常に多い現実があるので、そうではなくこの会社を引き続き高く評価していく、いまの経営陣にも高い評価をしていて、にもかかわらず株式を売却するのは株価が高騰したこと、流動性が高まったことでこの機会に利益を得る機会があるのに売却しなければ、顧客利益を損なう可能性がある。その点を明確にするためにステートメントを出されたと思う。売却されたとしても、逆に割安になれば買うということもあり得るわけで、投資家はそういうものですから、その投資戦略に沿ってしていただくことに私どもから申し述べることはない」