違法ぎりぎり過酷労働 福島第一作業員 10時間超えも | 21世紀のケインジアンのブログ

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 最近、人為ミスが相次ぐ福島第一原発であるが、このような過酷な労働状況で作業員が疲弊仕切ってしまっているということも大きな要因である。

 おまけに、安倍首相が世界に向かって「汚染水はコントロール出来ている」と言ったものだから、現場にも何とかしろというプレッシャーが強く来ている。

 

 東電は運転停止中の柏崎刈矢原発から人を持ってくるなど、何か対策を取らなければならないだろう。3000人の作業員のうち、2000人が下請け会社の作業員という状態も改善しなければならない。そして、人の面でも国の支援が必要だ。

 

 

国から一刻も早い汚染水問題の解決が要求される中、東京電力福島第一原発の作業員らは、労働基準法ぎりぎりの過酷な長時間労働を強いられている。作業員らの証言では、法定の十時間近くになると、身に着けている線量計のアラームが鳴るため、途中で線量計を取り換え、違法な残業をしている事例もある。

 

 原発は放射能と隣り合わせのため、労働基準法は、通常の八時間のほかは二時間の残業しか認めていない。このため、線量計は九時間半で鳴るように設定されている。

 福島第一の現場は、安倍晋三首相が国際社会に対し「汚染水の影響は完全にブロックされている」と明言し、プレッシャーが高まっている。

 
 「国が、重要な設備だから早くしてくれと言っている」「一日も早くやってくれ」「今日明日で何とかしなくてはならない」

  
 大手プラントメーカーの傘下で働く複数の作業員によると、作業はせかされる上、一日の作業は八時間以上に及ぶことも多い。原発を出る前に、一斉に線量計のアラームが鳴ったこともある。現場責任者からは、十時間が近づいた場合、いったん線量計を管理施設に返して福島第一を退出し、新しい線量計を借り直して現場に戻るようたびたび言われた。

  

海側敷地のトレンチ(ケーブルなどを収める地下トンネル)での作業にかかわった男性によると、すでに八時間半ほど敷地にいた作業班が、現場で「残業できるやつはいるか」と聞かれ、うち半分が線量計を取り換えて戻った。作業員は「長い休憩を取っているわけでもなく、実労働で十時間は確実に超えている」と訴えた。

 

 東電は「労務管理は元請け会社にしてもらっている」とコメント。大手プラントメーカーは「当社社員に十時間超の労働はさせておらず、下請けについては、各社で労務管理している」。一次下請け会社の担当者は「線量計を借り換えさせたこともないし、(違法なことは)させていない」と話した。

(東京新聞)2013年10月11日