今や、「陰の総理」とも言われる菅官房長官。消費増税に対しては態度を明確にしていないが、今のところ、やや慎重派のような印象だ。予定通り消費増税を行なおうとする財務省の動きを牽制したり、「消費増税は予定通り」という麻生財務相の発言をたしなめている。安倍総理の信任も極めて厚く。この男が消費増税をどうするのかの最大のキーパーソンであることは間違いない。
時事通信 7月28日(日)12時21分配信
菅義偉官房長官は28日午前、フジテレビの番組で、2014年4月に予定される消費税率の8%への引き上げについて、「(9月)9日に(4~6月の国内総生産=GDP)改定値が発表される。それ以降、秋の臨時国会前に判断する」と述べ、10月に想定される臨時国会前に安倍晋三首相が最終決断するとの見通しを示した。
菅長官は税率引き上げの判断に関し、「デフレ脱却は安倍政権にとって一大事業だ。安易に決めるのではなく、ありとあらゆる(経済)指標、可能性を国民に示した方がいい」と指摘。「官僚は既成事実をつくり(引き上げを)判断せざるを得ない仕組みをつくる。それを今、私はぶち壊している」と述べた。1997年の橋本政権時の消費税率引き上げ後、税収が減少したことにも触れ、その原因や、必要となる対応策を検討していることも明らかにした。
一方で、「財政健全化も大事だ。それを踏まえ首相が判断する」とも語った。