創業者の生き様がお客様を創る. カレーハウスCOCO壱番屋創業者 宗次徳二さん | 21世紀のケインジアンのブログ

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  日本全国、いろいろなところで店舗を見かけるカレーハウスCOCO壱番屋であるが、私は長らく店に入ったことがなかった。あの黄色い看板が安っぽく感じられるし、どうせカレーのチェーン店だからそんなに美味しくないだろうと思っていたからだ。

 
 その私がCOCO壱番屋の創業者 宗次徳二さんのことを知ってから、それまでとうって変わって、COCO壱番屋を贔屓にするようになったのである。宗次さんは創業したCOCO壱番屋を2000年にジャスダックに上場させ、2002年に53歳の若さで経営から身を引いた。その後は、若い頃大好きだったが現役社長の間は経営の妨げになると封印していたクラシック音楽に浸っていた。

 
 そんなところ、バイオリニストの五嶋龍(あの五嶋みどりの弟)が楽器のオーナーを探しているという話を聞き、彼が希望する億を超える高価なバイオリンの名器ストラディバリウスを購入し貸与した。その後、次々と依頼が舞い込み、これまでにバイオリン18基、チェロ2基を購入し、貸与している。宗次さんはCOCO壱番屋で儲けられたのも社会のおかげ、築いた資産は社会に還元するつもりだったので惜しくないという。

 
 その後、2007年には名古屋市の中心部に私財28億円を投じてクラシック専用の「宗次ホール」http://www.munetsuguhall.com/

を建設し、これまでに1400回ものコンサートを開いている。クラシックのコンサートはなかなか収益が上がらないし、赤字公演も多いのだが、芸術振興が目的なので損は覚悟の上だという。

 ホール運営も壱番屋と同様にお客様優先の意識を持てば改善の余地はあるはずだというのが宗次さんの考えで、公演がある時は玄関口に立ち、来場者の送り迎えをする。来ていただいた方の喜ぶ姿を見たい。感謝を伝えたい。その思いは経営者時代も今も変わらないという。こういう「分福」の考えがある人にお金は集まってくるのかもしれません。

 

 

 クラシックファンの方、そして、このブログを読んでいい話だなあと思われた方は、どうぞカレーハウスCOCO壱番屋に足を運んでくださいね。