街角景気で株価を読む | 21世紀のケインジアンのブログ

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先日の日経新聞で株価をみる上で街角景気調査(景気ウォッチャー調査)が非常に有効であるということが紹介されていた。この街角景気はあの堺屋太一さんが経済企画庁長官の時、編み出した実践的な景気指標であり、私も大好きであり、毎月、とても注目している。プロの間でも、投資に直接役立つ統計としてはベストと言われている。以下、日経で取り上げていた街角景気活用のポイントをまとめてみた。

リーマンショックの前後、街角景気は株価や他の景気指標に先行して動いている。街角景気調査は株価にほぼ連動し、時には先行性すら見られるのである。このような景気指標は他にない。


ここではその間、街角景気の現状判断指数が前月比で1以上改善すればその日の終値で日経平均連動のETFを買い、その後、1以上悪化したときに売るとするとかなりのプラスになる。



さらに、エコノミストの野田聖二氏は著書「景気ウォッチャー投資法入門」の中で①現状指数が1.5以上改善②先行き指数も改善。を同時に満たせば「買いサイン」とするなど「条件を組み合わせることでさらに投資収益を高めることが可能」だと紹介している。


私の個人的な印象では、新聞などでは、現状判断指数ばかり報道されるが、「街角景気調査」の優れているところは、実は先行き指数であると感じている。新聞などのニュースを見るときには、報道していないかとても小さくしか出ていない先行き指数に是非とも注目していただきたい。


街角景気の注意点としては、「株価が一定範囲を行き来するようなボックス相場の局面では成功しづらい」こと。また、天候などの一時的な特殊要因で景気判断指数が一時的に大きく動いたときも注意が必要である。街角景気を絶対視するのは危険であるが、特徴と注意点を知ったうえで毎月、注意深く眺めていれば投資成績を高めてくれると思う。