小沢一郎も人の子 | 21世紀のケインジアンのブログ

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 日経新聞に出ていた最近のエピソードである。



小沢が私邸に鳥小屋をいくつも置くほどの愛鳥家と聞いた小沢の側近議員が白いおしどりのつがいを贈ったそうである。

それだけではない、裁判での無罪を願っての願掛けか最近は「白い」ものにこだわっているという。

食事や会合で飲むワインは「白」。都内の豆腐料理店に4月は二回も行ったという。




私にとって小沢一郎といえば、感情を交えない合理主義者というイメージがあり、このように「白い」ものの縁起担ぎをする小沢一郎というのは実に意外である。それだけ、刑事被告人という立場のプレッシャーとストレスの重さはその立場にないものにはわからないということであろうか。




小沢の政治家としての師 田中角栄は刑事被告人でありながら、政界を裏から支配し「目白の闇将軍」と呼ばれた。しかし、刑事被告人の立場のプレッシャーとストレスからか、大好きだったスコッチウィスキー「オールドパー」をストレートで痛飲することが多かった。それも、自らの派閥の竹下登が「創世会」を結成し、田中派を裏切って出て行ってからは、その酒量も一段と増え、最後には、病に倒れ再起不能となった。その時、竹下と一緒に田中派を出て行ったのが角栄に一番かわいがられていた小沢一郎である。




小沢一郎も69歳。政治家としてどのような締めくくりをつけるのか、自らの政治家としての師田中角栄の政治家としての晩年の姿は常に頭の中にあることは間違いないだろう。小沢一郎らしからぬ「白い」もの縁起が、そのなりふり構わぬ必死な思いを感じさせてくれる。ちなみに、縁起担ぎが効を奏したのか裁判の第一審は無罪となった。しかし、白いおしどりのつがいを贈られた当日、検察官役の指定弁護士が控訴してしまった。「白い」ものの縁起担ぎの霊験の程が分かるまでにはまだまだ長い道のりがありそうだ。