秋の園遊会に各界から約2,000人が出席 澤 穂希選手「日本人で良かった」 | 21世紀のケインジアンのブログ

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いい園遊会だったと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=9P_ZDVi3qFU

毒舌で鳴る私の友人も珍しく素直にいい園遊会だったと言っていた。多くの日本人もそう思ったと思う。なかでも、私が一番印象的だったのは、下のやりとりであった。

陛下「あのPK戦の時の、足でやって、なんていうか…」

 「セーブしたんですね」

 「キーパーが、はい」

 陛下「ああいうことができるのかなと思って、びっくりしました」

 「神がかりでございました」

 陛下「本当にやはり練習しておられると、ああいうふうになるんですね」

 「そうですね。日ごろの練習の成果だと思っています」

天皇陛下は思ったことを素直におっしゃる方だなあと思った。私も、あの女子W杯決勝で一番印象的なシーンは延長での澤の同点ゴールだが、一番驚いたのはPK戦でGKの海堀が飛んでくるボールを足ではじいてセーブしたシーンだった。あの時、「あんなことができるんだ」と思ったが、海堀が日本に帰国してもどのメディアもそのことを聞かないので、イライラしていたが、一番聞きたいことを陛下が聞いてくれて、「疑問に思ったことは素直に聞くという科学者」の陛下らしいなと改めて思った次第である。http://www.youtube.com/watch?v=4YdGqqCz22E  (冒頭30秒経過したあたりから)


ちなみに、天皇皇后両陛下は通常、毎朝5時に起床。お支度をされて6時のNHKニュースを見ながら朝食を摂られる。あのW杯決勝の日、朝6時のNHKニュースをご覧になって、まだ、延長戦になっていることを知って、急遽、チャンネルを変えてあの試合を最後までご覧になった。しかし、園遊会では、さりげなく、「試合を一部でしたけれど映像を見まして、本当によかったと思いましたね」とおっしゃっただけ。陛下らしい配慮だなあと感心した次第である。




 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00209474.html
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日午後、赤坂御用地で開かれた秋の園遊会に、各界からおよそ2,000人が出席した。その中に、ひときわ鮮やかな着物を身にまとった1人の大和なでしこがいた。 女子サッカー日本代表、なでしこジャパンの澤 穂希選手(33)は、佐々木 則夫監督(53)とともに出席した。
 天皇陛下は「おめでとう。ずいぶん練習されたんでしょう」と話しかけられた。
 澤選手は「ありがとうございます。そうですね、佐々木監督のもと、たくさん練習しました」と答えていた。
 その後、澤選手は「何をお話していいかがわからないほど緊張しましたけど、すごく優しくお声をかけていただいたので何かすごく緊張していた自分が、すごくほっとというか、リラックスできる部分もありました。日本人で良かったなと思います」と話した。
 日本人で良かった。というのは天皇皇后両陛下にお目にかかった感想としては最高のものではないか。日の丸を背負って世界と闘ってきた澤だから、よけいにそう思うのだろう。


 佐々木則夫監督の受け答えもよかった。
 <【園遊会一問一答】W杯PK戦「神がかり」
 http://www.sanspo.com/soccer/news/111014/scc1110140505001-n1.htm
 <佐々木「佐々木でございます。今日はお招きありがとうございます」
 天皇陛下「このたびはおめでとう」
 佐「ありがとうございます」
 陛下「よい成績でよかったですね」
 佐「ありがとうございます。日本国民の皆さんのご声援のおかげで、何とか小さい娘たちがチャンピオンになってまいりました」
 陛下「それぞれの選手がみんな持てる力を十分に発揮したんじゃないんですか」
 佐「本当に皆さまの後押しもありまして、何とかチャンピオンになることができました。あの、大和なでしこの沢穂希と、妻の淳子です」>
 佐々木監督がW杯で、いかに祖国のことを意識していたかが言葉の端々にわかる。「日本国民の皆さんのおかげで」「大和なでしこの沢穂希」。短いやりとりの間にこういう言葉が出るというのはそういうことだ。
 のほほんとしておやじギャグを飛ばすと言われている佐々木監督だが、その心の底に燃えるこうした祖国を思う心が、なでしこたちを奮い立たせたのではないだろうか。本当に、いい園遊会であったと思う。