私のブログで紹介した
横浜のストロンチウム検出の話は殆ど報道されていませんが、http://ameblo.jp/mimura1982/entry-11046457770.html
http://www.youtube.com/watch?v=uNQtv8xx5Fw
結局は空騒ぎに終わったものの、こちらの世田谷の話はかなり大きく報道されています。私はこの大きな違いに何らかの意図を感じます。それは、世田谷の方はこれまでも騒がれているセシウムなのに対して、横浜の方は、これまであまり話題にならなかったストロンチウムが検出されたからだと思います。
チェルノブイリでは放射性物質の種類(核種)毎の汚染マップが公表されていますが今回の福島原発事故の日本ではそれは公表されていません。ちなみに、ストロンチウムは福島第一原発から80キロ以上離れた場所では測定作業が行われていないのです。ちなみに、今回、民間の方がストロンチウムを見つけた横浜は福島第一原発からなんと250キロも離れているのです。
何らかの意図とは「放射性物質の種類(核種)毎の汚染」という深刻な問題の本質に触れる部分を封印して、この問題に関して寝た子の国民を起こさないためだと思います。政府がそう考え、今のところマスコミがそれに協力していると考えれば納得がいきます。
本来は、日本全国、最低でも東日本については、数十種類ある「放射性物質の種類(核種)毎の汚染」状況を測定し、その汚染状況を公表するのがフェアです。しかし、それをするとなると政府や地方自治体は測定のために大変な手間と費用がかかります。本当は、それすらも問題ではありません。政府がこの問題を矮小化させようと必死な本当の理由は、「放射性物質の種類(核種)毎の汚染」状況を測定し、その汚染状況を公表した時、必要な除染にかかる費用が100兆円程度になる可能性が高いからです。
政府としては、今の日本の財政状況を考えれば、たとえ必要な除染であっても、100兆円もの費用をかけることは財政が破綻するので絶対にできません(ちなみに、今、検討中の第三次補正予算で計上される予定の除染費用は2000億円程度であり、桁が3つも違います)。
しかし、もし、国民が「放射性物質の種類(核種)毎の汚染」状況を知れば、全国各地で除染を求める声が上がるでしょう。そして、その人たちは「お金より命が大切だ」と言って、除染の費用の金額は問わないと思います。政府も「お金より命が大切だ」と正論を言われれば正面切っての反論は難しいでしょう。かと言って除染に100兆円もの費用をかけることは財政が破綻するのでできません。というハムレットのような窮地に陥ってしまうからなのです。結局、取れる策は、「直ちに健康に影響はない」ことをいいことに、この問題に頬被りを決め込むしかないのです。
実際のところ、今回の世田谷のセシウムにしても、横浜のストロンチウムにしても、政府や自治体が測定したものではなく、民間の方が測定して見つけニュースになっています。
私は測定されていないために、「ない」ことになっている放射性物質がかなりあるのではないかと思います。「ここ掘れワンワン」で掘ればいくらでも出てくるのではないでしょうか。
放射線量:再測定で3マイクロシーベルト超に 世田谷区道
東京都世田谷区弦巻の区道から最大で毎時約2.7マイクロシーベルトと周辺より高い放射線量が検出された問題を受け、区は13日、専門業者による測定を実施、高さ1メートル地点で毎時3.35マイクロシーベルトが検出された。
区は、問題の区道に接する民家の板塀を覆っている樹木の葉を採取。放射性物質の付着を調べ、核種を分析する。今後、除染などの対策を急ぐ。
今回の線量は「毎日8時間を屋外、残りを木造家屋内で過ごした」との仮定で年間被ばく線量に換算すると約17ミリシーベルトとなるが、国が避難を促す目安としている20ミリシーベルトよりは低い。
現場は住宅街にある区道の歩道部分で、近くの区立松丘小学校の通学路。区は念のため、現場をコーンで囲う措置を取っている。
区は4日と6日に約2.5メートル間隔で9地点を調べた。区職員が1カ所につき地上から高さ5センチ、50センチ、1メートルの部分で5回ずつ測り、平均値を算出。最大値は板塀付近の高さ1メートル部分で毎時2.707マイクロシーベルト、最低値は別の部分の0.088マイクロシーベルトだった。
13日は板塀沿いに2メートル間隔で6地点を測定。高さ1メートルの部分で毎時0.15~3.25マイクロシーベルトを検出した。最も高かった場所を再度調べると、地表付近で1.34マイクロシーベルト、高さ1メートルで3.35マイクロシーベルトだった。
毎日新聞 2011年10月13日 11時26分(最終更新 10月13日 12時44分)