今回の東京都知事選挙の本当の真実は新聞・テレビのマスコミ報道では絶対に流さないのだ。
マスコミだけを見ていては、これからの日本の行く末は分からない。
勝谷誠彦氏は、早い段階から細川護煕が立候補する、それも小泉純一郎を味方につける、とこのメルマガで述べてきたのだ。
それは、なぜか。
気が引けるけども、勝谷誠彦氏の有料メルマガは、とても面白いので宣伝のつもりで引用させてもらおう(笑)
……………………………
なぜ私は細川さんが出ると思ったか。
さきほど「地方のミクロから中央のマクロを見る」ということを書いた。細川さんの「本陣」はどこか。熊本県である。県知事をやっていたなんてものではない。「領主」なのであって、伊豆で陶器を焼いたりしていても、やはりその本拠へのつながりは深い。何百年というスケールですからね。
だから細川さんの真意を見るには永田町をウロウロしていてもダメなのである。熊本でどういう動きがあるか、だ。現地の大物工作員たちから情報が刻々と入ってきた。細川さん、「領地」にはもうやる気を伝えている。いわば国元で出兵の準備を着々と整えているのだ。あとは江戸へ攻め上るばかりなのである。小泉さんの支援も、ほぼ間違いないということだ。
そこへ「異国の介入」の話も漏れてきた。大物工作員といえば、小泉純一郎こそがアメリカの超大物工作員である(爆笑)。政権の座にある時、アメリカの意向をことごとく受け入れてこの国を無茶苦茶にしてくれたのはご存じの通り。
引退したあとは工作員としては「スリーパー」だった。ところがそのスリーパーが突如、表舞台に登場していきなり「脱原発」を打ち出したのだ。あの唐突さ、ラングレーのCIA本部からの指令があったに違いない。マジメに読まないで下さいよ。あくまでも比喩ですから、比喩(笑)。
アメリカは深いところで日本の原発再稼働を望んでいないと聞いている。ひとつは、万一の時にコントロールできないというわが国の能力が暴露されたからだ。福島原発事故の時のアメリカの懸念はご存じの通りだ。あれで「ダメだこりゃ」となった。むろん、日本人を心配してくれているのではない。「浮沈空母」が汚染されてしまうと、安全保障の面で穴があくからに決まっている。
経済的にも日本は原子炉を自前で作る能力を持っているので、対日輸出できるわけでもなく、メリットはない。むしろ、安部さんが熱心にあちこちに原子炉を売り込んでいるのは「核技術の拡散」という意味で、アメリカにとっては苦々しい。
そしてこれがキモなのだが、アメリカはシェールガス、オイルを売りたいのである。原発なんか止めて、うちの資源を買って下さいよ、だ。そのサインはしばしば日本国政府に伝えられているはずなのだが、安部さんは原発をやめるとはこれまで言っていない。
ここまで思考実験をしたところで、私はアメリカの最近の奇妙な言動がなんとなくわかってきた。安部さんは気の毒になるほど、アメリカに気をつかってきた。特定秘密保護法しかり、国家安全保会議しかり、辺野古への移設しかり。にもかかわらず、アメリカは安部さんの靖国参拝に対して微妙な言動を繰り広げている。どうも国家としての日本国と、安部さんという個人について、態度を使い分けているように思われる。
私はどうしても田中角栄のことを思ってしまう。陰謀説に与するものではないが、田中さんの失脚の裏にはアメリカの関与があったという噂は絶えない。安部さんに対してゆさぶりをかけるべく、アメリカが小泉工作員(笑)を使って、都知事選で自民党の候補者潰しに出てきたとは考えられないか。
都知事選で負けると、安部さんにとっては大きな痛手だ。そして何よりも細川さんが知事になると、少なくとも東京電力は原発の再稼働はできない。再稼働ができないというだけで、財務的に破綻する。更には東京都は東電の筆頭株主である。東電はようやく真っ当な「倒産」への道を歩むことになるだろう。東電の管内は日本で最初の「脱原発」を宣言することになる。
するとおそらく、まず中部電力が追随する。もともと原発への依存度が低い上に浜岡原発などという時限爆弾を、ホンネではとっとと処理してしまいたいからである。こうなるとドミノ倒しのように、日本国は原発と決別することになるだろう。
アメリカの思惑通りだ。もうおわかりだろう。アメリカからすると東京都知事選に細川さんを担ぎだすというのは「頂門の一針」なのである。これほど巧い手はない。
さて、安部さんがどこで妥協するか。私は安部さんの本心は「脱原発」だとかねてから思っている。しかしアベノミクスによる景気の浮揚のためには経済界の協力が避けられない。現にここへ来て、賃金を上げようという企業が続々とあらわれてきた。経済界との協力関係の効果は出ているわけだ。
歴史の大きな流れからして脱原発は、もっとも合理的な結論だ。何よりもいま、日本国はとうに脱原発を実現しているのである。現状を維持し、更なる新しいエネルギー源を開発していくことこそが国益にかなうことは誰が考えてもあきらかだ。たとえばオーランチオキトリウムとか(笑)。
安部さんほどの人にそれがわからないわけがない。そこへ来てのこの(おそらくは)アメリカからの圧力である。景気の浮揚が明らかになったところで、安部さんはどこかで脱原発に舵を切るのではないかと私は見ていたが、それが「外圧」によって締め切りを作られたのかも知れない。
(了)