この本を読むと、改めて中国という国の昔から変わらぬ国家のスタンスに脅威を覚えるばかりである。
歴史と真実の歪曲。国土のみならず、海域と空域にも自分が欲しいと思うところは、どんなことをしても貪欲に手を出して、いつのまにか「必ず」わが物にしていく。
この本の副題は、
「彼らに心を許してはならない」
とある。
身も心も許してはいかんだろ。
この一文には、意味があるのだ。
著者と著者が引用している国際問題に通じている人によると、
「必ずある時を境に、中国は日本に対して友好的な顔をして、日本人のお人好しに付け込み、”中国もけっこういい人たちではないか”という世論形成を仕掛けてくる」
と断言している点なのだ。
そんなに他人を端から悪く思い込むものではない、
と私も本当なら言いたいものだが、彼らが先の数手までを考えながら、本当にトップ指導者の何代先にまでしっかりと考えられて、その布石を打ってきている歴史的事実を見ていると、
もうそう思わざるを得ない氣がするのだ。
直近の、台湾がいい例だろう。
中国の微笑み外交によって、骨抜きにされてしまったようだ。
しかし、それによって中国は台湾に対してのど元まで手がかかるところまできており、間もなく数年(2020年までにという推測も)のうちに、台湾に対して支配権を握ることになるようだ。
なぜ、中国は台湾を制しようとしているのか。
けっして国家としてのプライドではないのだ。
台湾を獲れば直接太平洋に出ることができる。黄海は中国の内海になり、米軍は入ることさえできなくなる。中国にとって台湾を押さえる意味は計りしれない。
そして、その次のターゲットは「間違いなく沖縄」だろう。
また、中国にモノが言えない日本の歴代の政治家のなんたるテイタラク。本当に酷い。また、その日本の政治家の無能さを残念ながらよく分かっているのが、日本人以上に中国人である、というのがまた歯がゆい(笑)。
しかし、モノが言えないのはどうやら日本人だけではないらしい。
「アジア諸国は本心では中国を恐れ、嫌がっている。だが、中国に対してどの国も呆れるほど強く、筋を通すこともできない頼りがいのない日本に対しても(アジア諸国は)不安を抱えている」(本文より)
文化大革命では2000万人とも言われる自国民を虐殺し、チベット動乱において以降、総人口600万人のうちの120万人の命を平然と亡きものにしてきた。そして、今まさに本気で世界の覇権を握ろうとしている各国における行動。その事実だけは、忘れてはいけないだろう。
誰しも世界を平和でありたいという思いはある。
世界平和を願うことと、その甘えた根性を逆手に取る悪しき国との考え方は、棲み分けなければならんと思うのだ。
なんとか平和な世の中になってほしいものだ、といちるの望みは頭から離れることなく、しかししょせん心もとない願望なのかと、はかなくこの本を読み終えたのだった。
分別ある人間として冷静に考えていきたい、とは思うものの
はて何ができるのだろうかと頭を抱えざるを得ないのが本音なのだ。
いつも平和でいたい。
そのためには、常に身構えておかねばならないという隣人への怯えは、いつの世にも存在してきたのだが、やはりこの21世紀においてもまだなくならないということか。
願望と現実のギャップ。
この複雑な思いをわれわれ日本人は、どのように消化していけばいいのだろう。
中国の軍事委員会が配布しているとされる2050年のアジア地図。ピンクが中国の支配下領土である。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
広島県福山市 ジュエリー&ウォッチ ミムラ
ウェブサイトはこちらから→http://www.j-mimura.co.jp/
Facebookページはこちら→https://www.facebook.com/mimura1913
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
