あえて弱みをさらすことで、好感のある自分を演出することができます。
少し癖があっても好かれる人、うまくやっていける人に共通してみられる要素は可愛げです。
可愛げとはつまり、ギャップです。
たとえば、仕事でしょっちゅう失敗ばかりして上司からむちゃくちゃに絞られて凹みます。
しかし、それでもへこたれずに毎回のフィードバックを元に素直に行動して改善を続けていれば、そのギャップから上司には『可愛げのあるやつだな』『教え甲斐のあるやつだな』という風に映ります。
『アドバイスしてよかったな。また何かあったら助けてやりたいな』という気持ちになるのです。
他にも、あなたが普段は部下をグイグイ引っ張っていくような存在であれば、苦手なことや部下の方が得意で詳しいことに関しては思い切ってアドバイスを求めてみるのも効果的です。
変なプライドを持たずに素直に耳を傾け、最後にはしっかり感謝する上司の姿を見れば、そのギャップから『やっぱりこの人についていこう』と思います。
弱音ばかり吐いて周囲の士気を下げるのは論外ですが、弱音をまったく吐かずにいるのも場合によっては周りとの壁を作ることになってしまいます。
また、『誰にも弱音を吐かずに自分で解決するべきだ』という姿勢はときに誤った判断をしかねません。
常に自身の視野を拡げていくということが、成長していくということです。
その意味でも、部下や上司といった関係を抜きに、常に周りの声を聞かせてもらう姿勢を身につけましょう。
常に判断力が磨かれるとともに周りとのコミュニケーションも不足することもないので、どちらの側面から見ても仕事はスムーズに進みます。
抜きん出ていく人とは、要所で躊躇なく弱みをさらすことができる上で、相手に喜びを与えながら上手に周囲を巻き込んでいける人なのです。