無理にポジティブ思考でいる必要はありません。
『ポジティブであろう』という姿勢がそもそもネガティブなマイナス思考にとらわれている証拠です。
マイナスで受け止めてしまったものは、無理にポジティブにしようとしなくてもいいのです。
かといって、デキる人の中ではマイナス思考というものはそもそも存在しません。
マイナスの中にも必ずプラスがあると考えます。
たとえば、仕事でお客様から名指しでクレームをもらいます。
痛烈なもので、それ自体には非常にショックを受けます。
お客様の元へ謝罪をしに行くことになります。
こんな状況でも、物事には必ずプラス面が存在します。
たとえば、お客様とこれ以上に関係を深めるチャンスをいただいたのだと考えるのです。
クレームがなければ、お客様とまとまった時間コミュニケーションをとることはできなかったのです。
また、クレームというのはそもそも相手に期待しているからこそ起こるものです。
つまり、真摯に対応してお客様の要望さえ的確に受け止めて改善できれば、今まで以上に深い付き合いへと発展する可能性があります。
大嫌いは、大好きへとひっくり返る可能性を秘めているのです。
大切なのは、世間一般的にはマイナスだと思える出来事の中にも、プラスの解釈が確実に存在するということを知っておくことです。
それがわかっていれば、何か起こったときに『今回、自分にとってのプラスの解釈はなんだろう?』とプラスの面を探す癖がつきます。
この癖づけができると、モノの見方や考え方が多面的になります。
物事の良い部分にフォーカスしていれば、人生は良いものにならざるを得ないのです。