人に任せる技術は早い段階から磨いていきましょう。
ある程度自分で仕事を一通りこなせるようになったら、思い切って人に任せてしまいましょう。
出世するということは、仕事を人に任せることができるようになるということです。
仕事ができるようになったその先は、確実に量をこなしていかなくてはならないからです。
そのため、早いうちから小さな雑務やお願いごとでも、積極的に任せるようにしてみましょう。
初めのうちは、今までなら自分が全部やっていたことを3回に1回は任せてみるといった感覚でOKです。
仕事ができるようになってくると、案件がむちゃくちゃ集中してきます。
すべての案件に100%携わって注力していたら、いくら時間があっても足りません。
自分の長所をポイントにぶつけるという形で仕事に携わり、それを5個も10個も抱えているというような状態になってきます。
100の力で1つの仕事に取り組んでいたところを、10の力で5つの仕事に取り組むようになることが仕事ができるようになるということです。
仕事は今までよりたくさんこなすことができて、且つ今までよりエネルギーが不要になるのです。
これまで取り組んでいた仕事を部下に任せるというのは最初のうちはなんだか不安ですが、可愛い子に旅をさせるような感覚で思い切って投げてしまいましょう。
大社長といわれるような力のある経営者というのは誰もが例外なく人に任せる技術を備えており、人の力を借りれる環境づくりのプロフェッショナルなのです。