現状維持を捨てる覚悟を持ちましょう。
成功したら、リセットと考えます。
それはやりなおしではなく、新しいスタートラインに立つということです。
破ったゴールテープは、新しいスタートテープだったのです。
ひとつ結果を出してそれを捨てることができたら、ひとつ上のステージに上がっているのです。
捨てたら振り出しに戻ってしまうと思うのは、捨てたことのない人の錯覚です。
既存の家のある敷地に新しい家を建てようと思ったら、一度その家を壊さないといけません。
更地にするのです。
この作業が、成長においても必須なのです。
たとえば、仕事においてひとつの手法で利益を上げることができたら、すぐさま別の手法を考案します。
同じ手法だけに頼っていては、いつかは結果が出なくなります。
結果が出たら別の手法、というのを試行錯誤しつつも淡々と繰り返しているのが成長している人や企業の特徴です。
それでも、つい過去の栄光にすがりたくなるのが人間です。
自分が力を注いできたものだから、思い入れがあるのは当然です。
しかし、本物は例外なく過去の栄光をためらわずにゴミ箱に捨てることができます。
本物というのは一流であり、一流の人は人生の目的を成長に置いています。
栄光を語りたくなったときに思い出したいのは、その栄光は既に埃だらけだということです。
成長するということは、死ぬまで自己記録を更新し続けるということなのです。