目標を定めてそこに邁進することが尊いという価値観があります。
『目標を持ちなさい』『夢を持ちなさい』とわたしたちは幼いころから言われ続けてきました。
そのような言葉をあまり耳にしなかった人でも、目標は持っていて当たり前、夢があって当たり前という価値観が周りにあったことは感じていたはずです。
しかし、夢や目標は持たなくてもいいのです。
無理して作ろうとする必要はないということです。
世間体を気にして作ったものは、偽物です。
本物の夢は、目の前のことをとことん楽しんでいるうちにふと明確になるのです。
夢や目標を持つのも、結局は楽しくて幸せな毎日を送るためです。
つまり、夢だったり目標だったりというのは楽しさや幸せを追求するための手段です。
夢や目標がないことに劣等感を持つ必要はないのです。
それよりも、『今日はどうやって楽しもうかな』と毎日を楽しむ姿勢でいましょう。
夢を叶えている人は、誰もがはじめから立派な夢を持っていたわけではありません。
むしろ、目先の楽しみや好きなことを大切にして、少しでも楽しい時間を増やしていこうと考えていった結果として夢が生まれたという人が多いです。
夢や目標といった高尚なものは、後づけで十分なのです。