緩急をつけることは大切です。
たとえば、野球でピッチャーはストレートばかり投げていては必ずどこかで打たれます。
もちろん、最初のうちは打ち取ることもできるでしょう。
しかし、どれだけ剛速球でも投げ続けていればバッターも目が慣れてきます。
スローボールをフルスイングするかのように打ちのめされるときがやって来るのです。
そうならないために、変化球や意表をついたスローボールといった緩めの球を取り入れるのです。
この考え方を、時間にも当てはめてみましょう。
時間の密度にも緩急をつけるという発想を取り入れてみるのです。
たとえば、企画を考えるのに行き詰ったとき、そのままウンウンと唸っているだけではいつまでたってもアイディアは生まれません。
いったん、肩の力を抜くのです。
たとえば、散歩に出てみるのでもいいです。
ゆったりと長風呂をしてみるのもいいでしょう。
集中していた時間とは真逆の、開放の時間を意識的に過ごしてみるのです。
すると、まさに意表をついたようなアイディアが『ポン!』と出てきます。
多くのアイディアはふと肩の力を抜いた時に出てくるのです。
開放の時間だけが大切というわけではありません。
圧倒的に集中した時間を過ごした後、開放する時間を設けることが大切なのです。
集中する時間と開放する時間のどちらも大切なのです。
なにごとも、行き詰った時には真逆の視点を持つことができると、嘘のように道が開けるのです。