使い道を明確に | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

お金の使い道を自分の中で明確にしておきましょう。


自分は何にお金を使うのかという基本軸を定めておくのです。


何にお金を使うのかという軸が定まっていると一時の感情に支配されて無駄遣いすることがなくなるのはもちろんのこと、使う際にもより費用対効果のある使い方ができるようになります。


結果、お金を使うシーンで迷いがなくなるのでお金に執着することもなくなります。


お金に執着しないということは、お金に縛られないということです。


多くの人は、お金に縛られてしまっています。


お金が必要だからといって、我慢して好きでもない仕事をしているのです。


もちろん、生活していく上で最低限の収入は必要なのでそういった側面も少なからずあります。


しかし、生活のためにお金に縛られてしまっていては、お金の奴隷です。


本来は逆です。


私たちがお金を使うのです。


お金は、生活を豊かにするための手段でなければいけません。


そのためには、最低限生活を維持する上でいくらかかるのかというコストを算出しておきます。


ここが明確になれば、最低限生活のためにどれだけ仕事をすればいいのかということがわかります。


そこでいったん安心できるのです。


この土台が出来てはじめて、軸を作り始めることができます。


たとえば、衣食住は最低限にして残りは娯楽に使うというのもありです。


または家族や友達との時間のために使うというのもいいでしょう。


趣味のスポーツ1本に費やすというのも有意義でしょう。


ここはそれぞれの価値観です。


いちばんもったいないのは、目的もなく貯金をすることです。


『まぁ将来のために』『ん~老後のために』といって貯金するのは、ざっくり定まっているようで何にも定まっていません。


あまりにも漠然としすぎています。


性質が悪いのは、目的のない貯金には終わりがないということです。


貯金ほどお金のかかる趣味はありません。


お金を貯めるのは使うためなのに、貯めることが目的になってしまっています。


お金は、使うことで人生が豊かになります。


『使い道がないから貯金をしておこう』という考え方がそもそもお金に執着しています。


執着しているからこそ、手放したくないと考えて貯金をするのです。


将来や老後というものは約束されていません。


本気で遠い未来のためにお金を備えたいと考えているのであれば、稼ぐ力を身に付けるためにお金を使うべきです。


ただただ貯金するというだけでは、安心材料以外に何も生まれないのです。


貯金をするという行為によってあなたの収入が変動することはまずありえません。


お金を増やそうと思ったら、使わなければいけません。


使うといっても、ただ消費するのではありません。


使うということは何かに投資するということです。


投資といっても、株やFXといったものだけを指しているわけではありません。


自分が将来稼いでいきたい分野への勉強代として使うことも立派な投資なのです。


いわゆる、自己投資というものです。


むしろ、自己投資ほどローリスクハイリターンなものは存在しません。


それなのに『稼ぎたい!』といっているにも関わらずそのための支出をためらっているようでは、稼ぐのは諦めるしかありません。


将来稼げる額は、使ってきた額に比例します。


たとえばミュージシャンであれば音楽鑑賞をはじめとしてその周辺にお金をかけていない訳がありません。


作家であれば読書をはじめとしてその周辺にお金をかけていない訳がありません。


正確には、気づいたらお金を使ってしまっていたのです。


今月の食費が危ういのに、好きな分野についお金を使ってしまっていたのです。


換言すれば、ついお金を使ってしまう分野にあなたの才能が眠っているということなのです。



お金の使い方で、才能の伸びしろも変わるのです。