『こんなものがあったらいいな』とあなたが思うものをそのままサービスにできると成功します。
特に、自分がコンプレックスとして悩んでいたものの解決策を提示すると、ウケます。
コンプレックスは武器になるのです。
たとえば、肌荒れに悩んでいる人がいます。
この人が試行錯誤していくつもの美容液を使いに使ってきたという経験があれば、その経験は丸ごとコンテンツになります。
『この商品とあの商品の強みを取って、更に〇〇も組み込んで、それでいて低価格のスキンケア用品があればここまで苦労しなかったのになぁ』と思っていたのなら、それをそのまま商品化してしまうのです。
具体的に美容液といったように商品として提供する力がなくても、それぞれの肌に合ったベストな化粧品の併用法を教えるといったようなコンテンツは簡単に提供できます。
コンプレックスは、商品やサービスになるのです。
コンプレックスを抱えていたあなたの向こう側には、同じように抱え込んで悩んでいる人が無数にいるのです。
世の中では、顧客のニーズを探って商品やサービスとして打ち出すマーケットインという考え方があります。
しかし、世の中に大きなインパクトを与える商品やサービスの多くは、提供者が自ら消費者の立場に立って打ち出してみせるプロダクトアウト的な発想から生まれます。
プロダクトアウトの中でも、自分のコンプレックスが背景にあるものは強いです。
自分で悩んできた分、人の気持ちがわかるからです。
説得力があって、共感を呼びます。
コンプレックスが武器になるとは、そういうことです。
結局、サービスというのはどれだけお客様の気持ちに寄り添えるかなのです。