人脈づくりの最短ルートは自分の実力を磨くことです。
人脈が大切なのは間違いありません。
誰と出逢うかで受ける影響も変わってくるので、その後の行動にも変化が表れるからです。
しかし、人脈を拡げようとして誤った行動を取っている人はたくさんいます。
そもそも、『人脈を拡げよう』という考え自体が間違いなのです。
人脈とは、拡げるものではなくて拡がっていくものなのです。
気づいたら出来てしまっているのが人脈です。
『気づいたらお金が貯まっていた』というのと同じ感覚です。
誰か偉い人や実力のある人に会おうとして異業種交流会に行くのは間違いです。
たまたま招かれているなど例外はありますが、偉い人や実力のある人というのはまず異業種交流会などには参加しません。
そんな暇があれば、自分の実力を磨いています。
もしその場にそういったお近づきになりたい人物がいたとしても、実力がなければ敬意のある関係性は築けません。
人と会うということは、相手に自分の時間を割くということです。
時間を割くということは、ある意味投資です。
投資をするからには、少なくともなんらかのリターンが見込まれなければいけません。
つまり、あなたと付き合うと見返りがあると判断されなければいけないのです。
そのためには、それなりの実力をつけなければ話になりません。
『この人と付き合うと得をする』という何かがないといけないのです。
それは自分の知らないことをたくさん知っているとか、ワクワクするとか、なんだか元気が出るとか何でもいいのです。
ただ、大勢の人よりも間違いなく抜きん出ている必要があります。
これは嫌らしい話でもなんでもありません。
考えてみればあたりまえの話です。
いちいち会う人会う人の顔色を窺って何にも得られないことに時間を割いていたら、それだけで人生が終了してしまいます。
付き合う人を選ぶのは、あたりまえなのです。
たとえば、偉い人や実力のある人にアプローチしてもレスがないとしたら、それはあなたの実力不足です。
『返信しないなんて失礼だ!』というのは筋違いもいいところです。
出逢いの手順を間違えてしまうことで、相手のブラックリスト入りをしてしまうこともあります。
人脈には、本物と偽物があるのです。
本物の人脈とは、お互いに刺激し合ってどこまでも成長し合える関係です。
偽物の人脈とは、それ以外の関係です。
実力を蓄えてふと振り返った時、ついて来てくれていた人が本物の人脈なのです。