炎上という言葉があります。
インターネットやテレビなどのメディアで発した自分のメッセージに批評が集中することです。
一般的に、『ブログが炎上した』などというときは悪い意味で使われます。
もちろん、悪い炎上もあります。
自己の歪んだ欲求を満たすために大袈裟なアプローチをしたり、偽りの情報を発信するといった場合がそれにあたります。
しかし、良い炎上もあります。
大切なのは、この良い炎上についてです。
批評が集中するということは、既存の価値観では理解不能だということです。
意味が分からないから、周りは不安で怖いのです。
それはつまり、新しい価値観をこの世の中に提供できたということです。
炎上すると良いことがいくつかあります。
たとえば、人脈が整理されるということです。
自分の意見や考え方と合わない人は立ち去っていき、逆に響いた人はあなたの元に近づいてきます。
他にも、力のある人があなたを見ていてくれているという点です。
炎上したサイトやブログなど、ネット上などで話題になったものは多くの人が目にします。
その多数の人の中には、一流の人も含まれています。
一流の人たちは、炎上した人の後の行動を見てくれていたりします。
一流の人たちは、メディアかどうかは抜きにしても、人生の中で何らかの形で炎上したという経験を持っているからです。
昔の自分を見ているような気分になるのです。
後に力をつけて出逢うことになったとき、『あなたのブログをずっと見ていたんですよ』という展開になることも現実的な話としてありえます。
実際に経験して炎上のメリットを真に理解できると、もはや精神的なダメージといったデメリットは怖くなくなります。
『炎上ドンと来い!』という姿勢は、成功のための基本スタンスなのです。