楽しいことばかり追いかけている人がいます。
楽しさを求めること自体は悪いことではありません。
大切なことは、楽しさを感じるためには辛さや悲しさを味わう必要があるということです。
空腹だからこそ、空腹を満たすことができます。
楽しいことしか起こらなければ、楽しさの感覚は麻痺します。
楽しいことが普通になり、そこに楽しさを感じなくなります。
そのうちマンネリして、刺激がほしくなります。
最後にはあれだけ楽しかった状態に不満を感じるようになるのです。
人生の色んなタイミングでしんどいことが起こるのは、自分が幸せであることを忘れないためです。
身体を壊したとき、はじめて自分が健康だったことに気づきます。
辛いことは、幸せを味わうための調味料なのです。