圧倒的な勘違い | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

『自分も成功するために自信がほしい』と考えている人がいます。


成功していく人を支えているのは圧倒的な自信ではありません。


ここでいう自信とは、何かの実績に裏打ちされたものです。


『以前あれだけの結果が出たんだから、これだけの夢は叶えられるはずだ』というものです。


しかし、そういった何かしらの根拠に基づいた自信というのは脆いです。


その根拠さえ崩れてしまえば、自信は全壊してしまいます。


成功していく人が持っているのは自信ではありません。


どんなことがあっても揺るがない、信念とでもいえるものです。


正確には、『自分は絶対成功するから』という圧倒的な勘違いです。


勘違いは自分の思い込みなので崩れるという概念がありません。


彼らは勘違いしているからといって、日々、何も不安がないわけではありません。


不安を持っているという意味では、未来に対して漠然としている人たちと同じです。


ただ、両者では不安の種類が違います。


成功していく人の不安は具体的です。


自分の夢や目的を達成するために必要な目標がはっきりしているからです。


1つ1つクリアしていくのは、非常に時間のかかる行為です。


時間のかかっていることに対する焦りというものがあります。


それが不安として自分の中に出ているのですが、表にはいっさい出しません。


不安が出てきたら出てきた分、自分の中で勘違いを深めているのです。


『自分はできる』と思い込んでバランスをとっていくのです。


1回不安が出てきたら、1回勘違いするという感覚です。


彼らは1日でも早く、今すぐにでも成功したいのに、自分の中ではチンタラチンタラことが進んでいるようにしか感じません。


しかし、傍から見るとそうではありません。


ものすごいスピードで夢を叶えていくように見えるのです。


実際に、着実に進んでいます。


ただ、当事者としてはそれぞれの目標達成までの時間がエラい長く感じるのです。


それでも、成功するためにはただ漠然とした不安を抱えているだけでは意味がないことがわかっているので、目の前のことに全力を注いでいます。


全力を注いでいる割には全然進んでいる感じがしませんが、だからこそ『チンタラしてる場合じゃない。もっと頑張らなきゃ間に合わない』と思えるのです。



成功していく人は、不安を夢実現までのガソリンに変えているのです。