少し値段を上乗せするだけで得られる効果は大違いというものはたくさんあります。
せっかく稼いだ大切なお金であれば、少しでも費用対効果のある使い方をした方がいいでしょう。
たとえば、シャンパンです。
もちろん、モノやサービスの価格にはそれ相応の意味があります。
シャンパンであれば、価格によって細かい味は確実に違います。
しかし、味の大部分を決めるインパクトになる部分やシャンパンであるという意味でのブランド的要素は、ある程度の金額から大きく変わらなくなります。
味の大部分というのは、甘いとか辛いとかいったメインの味の部分です。
ブランド的要素というのは、『おお。高そうなシャンパンだ！』といったような客観的な感覚としての要素です。
お店によってももちろん違いますが、一般的に正統派のバーであれば2万円くらいまでは高くないシャンパンだとわかります。
しかし、2万円を超えてくるとそれが2万円なのか10万円なのかというのは同業でなければわかりづらくなります。
厳密にはお店でのシャンパンには人件費や場所代などの要素も含まれていますが、あくまでもシャンパン単体で見た場合です。
他にも、モノ単体であれば傘がわかりやすい例です。
ビニール傘は誰が見てもコンビニで500円だとわかりますが、500円上乗せしてビニール傘でなくなるだけで、その傘は1000円なのか10000円なのかわからなくなります。
ここで500円上乗せするだけで、長期的に使うことも可能です。
失くしやすくほとんど使い捨てのように使われるビニール傘をこの先何度も買うことを考えれば、あまりにも安い費用です。
返すのが面倒にならないように、大切な人に堂々とあげてしまうことができるレベルです。
同じ金額を使うなら、効果を最大限に高めた方が得なのは明確です。
コツは、日頃からモノやサービスを目の前にして、その都度価格の意味を真剣に考えてみることです。