目先の利益を優先することによって後先で損失を被るという話は、あなた自身の仕事にもそのままあてはまります。
他よりも少し高い給料のために、嫌いな仕事を選択して死に物狂いで日々を過ごしている人がいます。
『嫌いだけど、同年代の平均月給より5万円高いし』といって我慢して働いているケースです。
この我慢には終わりはありません。
なぜなら、実績を残せずに出世しないまま終わってしまう可能性が高いからです。
嫌いな仕事ではモチベーションなどついてこないので、能力は一向に上がることはありません。
もしお金持ちになりたいのであれば、好きな仕事をするしかありません。
なぜなら、実績を残しやすく出世できる可能性も高いからです。
好きな仕事であればしんどいことでも苦にならないので、いくらでも仕事にのめり込むことができます。
そうなると、大きな結果を出すのも時間の問題となります。
『お金持ちになりたい!』という人の考え方でいちばん多い誤りが、短期での結果だけにフォーカスしてしまうということです。
いかにして最短で利益を得るかという考え方をしてしまっています。
宝くじを当てにいくような考え方です。
大局的な視点がまったくないのです。
当面の給料を気にしていては、いつまでたっても好きな仕事ができません。
もちろん、早く稼げるに越したことはないですが、稼ぎを継続させるためにはそれなりの下積みが必須です。
準備としての修業期間のようなものです。
やりたい仕事を選ぶと、もちろん初めは給料が下がります。
しかし、多くの人が抱えている仕事をすることによるストレスはいっさい感じずに済むのです。
たとえそれで給料が10万円違うとしても、生活が回るのであれば好きな仕事に打ち込むことはメリットしか存在しません。
人は好きで才能のある仕事をしなければ継続的、長期的成功はできないようになっています。
給料が大幅に下がってでもやりたい仕事をするのが成功への近道であり、スタートラインです。
目先では好きで儲からない仕事が、後先では大好きで儲かる仕事へと進化を遂げるのです。