メールで、件名や冒頭などに返信を急いでもらうために【大至急】とつける人がいます。
しかし、すぐにだとか急げだとかいったニュアンスが強いほど、相手は返信する気がなくなります。
急がなければならない原因が自分にあれば、まだわかります。
そうでなければ、なぜ相手の都合で返信を急かされなければいけないのかという話です。
急がなければいけない原因は、自分にあります。
突き詰めれば、自分の怠慢から急がざるを得ない状況が生まれているのです。
それを相手になすりつけるかのように【大至急】と要求するのは、いやらしいです。
急ぐ必要性がある場合においても、いかに【大至急】を使わずに急いでもらうかです。
返信が遅いということは、あなたがそれだけの存在であるか急いで返信するまでの内容ではないと判断されたということです。
『返信が来ない!』といって怒るのは、おかしな話です。
そもそも、メールは必ずしも返信しなければならないものではありません。
強制力が働くものではないのです。
あくまでもコミュニケーションをスムーズにするための一手段にすぎません。
早く返信してほしければ、相手が早く返信したくなるような内容を作ればいいだけの話です。
企画力は、日常の些細な部分でこそ磨かれるのです。