お客様を選ぶという視点も大切です。
『お客様に好き嫌いを持ち込むなんてとんでもない!』と怒鳴りだす人もいそうですが、迷惑なお客様に去っていただくという選択は、良いお客様を大切にする行為です。
『なんだその言い方は。俺は客だぞ。金を払ってるんだ』と理不尽を通すために自分が神様であるかのような発言をする人がいます。
サービス業においては、お金を払ってでも来てほしくない人がいるのです。
80:20の法則というのがあります。
結果の大部分は、それを構成する少数の原因から成り立っているというものです。
会社の売り上げも例外ではありません。
80%の売り上げは20%のお客様から成り立っています。
性質の悪いお客様にビクビクして媚びる行為は、既存のお客様を裏切る行為です。
1度既存のお客様を裏切ってしまったら最後、性質の悪いお客様がつけあがってまたそれに媚びなければいけないという負のスパイラルに突入です。
その頃には、もうお客様のフリをした完全なる悪魔になっています。
仕事とは、お客様を幸せにすることです。
そしてお客様からいただいた幸せを元に、再度幸せを提供するという正のスパイラルを創り出せる関係が正しい状態です。
幸せのキャッチボールなのです。
好きな人とだけ仕事ができるのは、天国です。
そして、私たちは確かに天国に生まれてきたはずです。