人生の早い段階で天才に出逢えることは幸運です。
天才との出逢いは、自分の行くべき道を決めるきっかけになるからです。
どのくらいの天才かというと、『あ、自分にはこの分野は無理だ。どう頑張ってもこの人には叶わない。諦めよう』となるくらいの、雲の上を行く存在です。
一生を賭けていたくらいの夢を、あっさり諦めようと感じさせるくらい絶望感をもたらす存在です。
ボコボコに打ちのめされて、再起不能に陥るくらいです。
そんな天才には、誰もが出逢えるわけではありません。
正確には、出逢っても気づかないのです。
『あの人は天才だ』と思えるのは、それだけ人の才能を見極めることができるということです。
換言すれば、あなたにもその分野の才能があるということです。
『あんなに短い文章で本質を突けるなんて・・・あの作家は天才だ』と思えるのは、その人に文章を書く才能があるからです。
才能がない人は『スカスカな本だな。こんな短くていいなら俺でも書けるよ。買わなきゃよかった』といいます。
『あんなにコラージュみたいな装飾的な絵を描けるなんて・・・あの画家は天才だ』と思えるのは、その人に絵の才能があるからです。
才能がない人は『なんだこの落書きは。幼稚園児でも書けるよ。こんなの見に来なきゃよかった』といいます。
天才に出逢った衝撃でメッタメタにされることは、スタートラインです。
それでも諦めきれずにやってしまうことこそ、あなたが生涯を賭けるべき分野なのです。