広告の印象は一見すると良く感じられるのに、現場レベルでは残念なサービスもあります。
HPでの広告や謳い文句が大袈裟なところには、一度電話をかけてみましょう。
HPを見ただけでネット予約を済ませるのは危険です。
飲食店、ホテル、どんなサービスでも共通です。
電話をするだけで、ハズレを掴まされる可能性が激減します。
電話対応で怪しければ、アウトです。
個室の居酒屋を電話予約しました。
レビューサイトも見ていたので、少し心配もありました。
少し気になるネガティブな内容があったからです。
電話越しに『少し怪しいな』と思いました。
通話中に、いちいち変な間があるのです。
スムーズにいかないので、なんだか話がかみ合いません。
急ぎで都合の良い場所の予約は埋まっていたので、ひとまずお願いしました。
5分前にお店に着きました。
店員さんは何も声をかけてくれません。
『予約をしていたのですが』と伝えます。
『少々お待ちください』といわれました。
そのまま5分経ちました。
予約の時刻です。
もう1度、同じ店員さんを呼びました。
『少々お待ちください』といわれました。
そのまま3分経ちました。
声をかけた店員さんがいなくなっていたので、別の店員さんに声をかけました。
『少々お待ちください』といわれました。
3回連続です。
お待ちくださいの一点張りです。
別の店員さんに声をかけると、やっと案内してもらえました。
案内してもらったところは個室ではなく、半個室のようなスケスケの空間でした。
さすがに変更をお願いし、しっかりとした個室になりました。
すると『2時間制なので』といいます。
そういうことは予約のときにいってもらえるとありがたいのです。
細かいサービス内容は、HPを見ただけではわからないこともあります。
もちろん、接客態度やサービスについては真実が載っているはずがありません。
むしろ、良い事ばっかり書いてあります。
口コミやレビューサイトを見ただけでもカバーしきれないのです。
しかし、実際に利用してみて『レビューにあったネガティブな内容はこういうことか』と腑に落ちます。
これは非常にもったいないことです。
今では、ちょっとしたことがすぐに口コミサイトやレビューサイトに書かれてしまいます。
ネガティブな評価というのは、ツラいです。
数が少なくても、そのダメージはとてつもなく大きいのです。
100件の評価のうち99件が良い評価でも、残りの1件が悪い評価だとお客様はそればかりが気になります。
すべては建前で本音はその1件なのではないかと思います。
結局、サイトの評価が下がればお店を訪れる客数も減ります。
今は、お店に行く際はほとんどのお客様がネットで下調べします。
素晴らしい時代です。
しかし、その分厳しくもなっているのです。
この状況をどれだけ理解できるかです。
些細なお客様対応がどれだけお客様評価に直結するのかということです。
バイトの時給は、会社からもらっているのではありません。
お客様からいただいているのです。
お客様に食べさせていただいているのです。
お店にお客様が来なくなれば、バイトにお金は払われなくなるのです。
自分の些細な言動が、どれだけ影響力を持っているかということです。
身銭を切ってでも、残念な対応に触れることは大切です。
『こうしてお客様が去っていくのか』と身を持って感じることは、自社のサービスに確実に活きます。
不快なお店には、2度と足を運ぶ必要はありません。
それが愛情なのです。